第93話 闘技場①
楽しんでいってください。
10章開幕です。
俺たちは、目的地小国ヘルタ到着した。ここは西門最後の国で、西門最終目的地だ。
ここの国の特徴は、なんと言っても西の闘技場である。ここでは、毎日のように冒険者たちが切磋琢磨し合っている場である。
「二人とも、まずは宿の方だよ」
ロードとカレンをギリギリのところで止めて一安心だ。二人とも俺以上に楽しみにしていたから、無理もない。
そうして宿に向かっている途中、俺たちを見てはひそひそ声で話すのが聞こえる。
間違いなく、この前の一件だろう。まだ日にちも経っていないのだから仕方ないことだろう。
「闘技場楽しみだな。早く戦いたいな」
「宿も取れたし早速行くわよ!!」
「お、おいちょっと待て!人も多いんだし走るな」
二人ともテンションは、最高潮。俺も、邪魔にならない範囲で二人を追いかけた。
そして、正門から見えてはいたが、中央に聳え立つ円状の建物闘技場がより見えてきた。
「闘技場受付あっちだって」
「ようこそ。エントリーですね。今は、一対一のバトルトーナメントを開催中です。こちらに必要事項をご記入の上こちらに提出お願いします」
俺たち三人は、それぞれエントリーを済ませ三人ともは、同じトーナメントに出場が決まった。
カレンとレンは、魔法使いなので魔法専用トーナメントにも出場することが決まった。
魔法使いが全力で暴れるには、魔法使いをぶつけるのが一番という判断らしい。
そして何よりこのトーナメント実力がないとまず参加できない。条件として出されるのを一つでも満たしていれば参加可能。
一 A級冒険者以上でSランク魔物の二種以上討伐積み
二 魔法会のそれぞれの代表
三 闘技場での成績上位者
「お互い恨みっこなしだぜ」
「全力で潰してあげる」
「こっちも負けねぇよ」
三人がともにバチバチに闘志を上げまくっていた。その時だった。
「カレン!!あなたも来てたのね」
「その声は、魔弾代表のフーミルじゃない!?どうしてここにいるの」
「そりゃ賞金目当てに決まってるじゃない!!」
「あなた相手には、魔弾で勝負しましょ」
「約束よ。お互い勝って会いましょ」
わたしとフーミルが当たるのは、順当に行って準決勝になる。レンとは決勝で当たることになる。
まずは、魔法使いトーナメントから始まる。理由は単純で人数が少ないからである。
毎回多くても二十人も超えないそうだ。今回は、八人だそうだ。
俺は、選手専用の観客席で二人を応援することにした。
「眺めいいな」
「あなたここは初めてかしら」
「そうだよ。ここで俺の出番が来るまで仲間応援するんだ」
「お互いいい勝負にしましょう。私は、S級ソロ冒険者しているリサよ。よろしく」
「俺は、ロードだ。よろしく」
二人で話していると会場が一気に盛り上がりを見せる。カレンが出て来たのだ。
「ルールは、重症までなら何やってもいいぞ。レディ、ファイ」
相手は、速攻でライトニングを仕掛けてみるが、普通に手で祓われていた。カレンからしてみれば、全く持って怖くもない相手だ。
カレンは、強すぎて相手の魔法を基礎防御なしに、祓ってしまっていた。
「もしかしてこれが最大火力なわけないよね」
「……」
カレンは、頭を抱えた。マジか……。
「長く続けても意味ないし、ミニ火球」
結果相手は、吹き飛び壁にめり込んだ。
「勝者カレン選手」
そうしてカレンの一回戦は終わった。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
カレンは強いやつと戦いすぎた。(それがなくても今回の選手は同じ結果でしょうけどね)
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