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【完結】ソードストーンメモリー 〜勇者ロードの物語〜  作者: 両天海道
2章奴隷とエルフと謎の青年現る
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第7話 組み手とオーガJr.

お待たせしました。今日から再開です。

これからもよろしくお願いします



 小国ヴィストラを出て1週間が経過した。本来なら村に着いているのが良いのだが、毎日朝から昼まで組み手、午後から日が沈みきるまで歩き続けるのを、繰り返したら後何日も村には着かない。

 でも仕方ないことではある。打倒魔王を掲げる俺達は、こうでもしないと強くなれない。組み手は学び、実戦で発揮していかないといけないのであるのだから。

 でもそれが原因で村に着かないのは流石に苛立ちが目立つ。そんな今日がまたこれから始まる。


「カレン、今日は休憩ってことで村目指さないか?」

「ダメダメ、今日は調整力、瞬発力、持久力の3つを増強!魔王以外にも沢山の魔物は存在するの。そいつらを倒せないとまず無理だよ。それを倒すための訓練は大事なんだぞ」


 俺は、結局組み手の準備に取り掛かりいざやろうとした瞬間、女性の声高く叫ぶ声が聴こえた。

 

 少し先にある森の方向から聞こえすぐさま「加速」と唱えた。

 

 カレンは、不思議と思ったことがある。この状況で、私より遅い彼の反応が後ろからしない。

 その不思議さは、後から聞いた話で理解した。


 魔物は、ゴブリンキング1体、オーククイーンズか...待て待てなんであいつら一緒に行動してるの?普通一緒には行動しないはず。

 そして冒険者達と思わしきメンツが剣士2人、盾使いが1人、女性魔法使い1人の4人パーティー

 ロードに魔物は任せるとして、私はパーティーメンバーの怪我の確認に向かった。

 その時だった。スラッシュを発動し5体ほど居た魔物を一斉に処理した。

 ゴブリンと違ってオークは、すぐには消えない。ちゃんと処理をしないといけないのだ。その為オークより高い金額で買取される。

 

「よっしゃ!レベルアップ!そしてソードスキル一閃獲得」 


 カレンは、すぐさま怪我をしている冒険者達を安全な場所に移動させ回復魔法を発動させていた。

 俺自身、もう1人の存在を確認できていなかった。我を忘れ狂い出したように叫び声をあげ仲間を呼ぼうとしたゴブリンは、そこに現れたオーガJr.によって潰さた。

 オーガJr.!?A級魔物だぞ。なんでここに


「カレンこっち手伝えるか?」

「無理、こっちもオーククイーンズが来てる」

 

 スキル影渡り獲得と脳内から声が聞こえた。なんで今!?そんなことより今はこっち

 影渡りを発動。裏どりをして一閃を発動したが止められた。カウンターで思いっきり横腹に向かってハンマーの攻撃を喰らった。

 吹き飛び、血がドバドバと吐き出した。加速と唱えもう一度一閃を発動するがそれも止められる。

 素早く後ろに下がり、俺の周辺に煙幕を発動させスラッシュ、下がって別の場所に移動、スラッシュを何度もしていく。


 (カレン行けるか?)

 (行けるよ。位置はわかってるから風魔法で上空に打ち出す)


「サイクロン」と手で発動し思いっきりオーガJr.は吹き飛んだ。

「ハイ・ジャンプ」と唱え一閃を発動し倒せた。

「カレンナイス!」そんな瞬間俺は、先ほどのダメージからか意識が飛んだ。

「ハイヒールエデン」

 

 そして意識が戻りなんとか着地は成功させた。

 なんとか勝てたのはいい。とりあえず、肉をボックスに閉まってあのパーティーを連れて森を出よう!

 すぐさま全員集め森を抜け出した。


「ありがとうございました!」4人から礼を受け、俺達は報酬を山分けして別れた。


 俺達は今日、組み手なんてやる気も起きない。今日、明日は満場一致で村を目指すことになった。

 結局着いたのは、明後日の夕方だった。

 疲れを感じさせないのは無理である。今日なんて組み手を朝から昼までやったと思ったら、昼からぶっ通しで加速で身体も心もボロボロだ。


「何が修行だよ!ただの拷問じゃねぇかよ」

「え、何言っての?これぐらい文句言わずにやってよね!」

「てめぇ、明日覚えてろ。絶対倒してやる」

「頑張ってー」


 俺達は、そんな話をしながら宿を取ってその日は死んだように俺は眠った。


 その頃ヴィストラではお祭り騒ぎだ。ロードとカレンがC級冒険者でありながら負傷していたパーティーを救い、更にはA級魔物オーガJr.の討伐で今すぐBに上げろとギルドの冒険者連中の中では大盛り上がりだった。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

村到着まで書きました。

影渡り

影からから影に移動できるスキル。

奇襲攻撃に向いている。

スキルは元々レア。

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