第85話 幹部を倒して忙しかった次の日の話
楽しんでいってください。
俺が目覚めたのは翌日の朝だった。
ふと、周りを見渡した。誰もいない部屋で静寂な時が流れていた。
俺は、ステータス画面が気になったので開くことにした。なぜかは、わからない。ただなにしからの実感が欲しかったのだろうと、その時はそう思うことにした。
「ステータスオープン」
すると、視界に半透明のウィンドウが表示された。
【名前】 ロード
【種族】 人間
【年齢】 18
【職業】 冒険者
【レベル】 50
【称号】 本当の勇者、魔王に傷を付けたもの、魔王軍幹部撃破
【攻撃力】 250
【防御力】 250
【魔力】 5000
【素早さ】 250
【魔法耐性】80%
【スキル】
スキル
聖女の願いバージョン2.0
影渡り
ソードスキル
スラッシュ
一閃
ソード・インパクト
極力一閃
基本魔法( レア魔法数種類以外)
生活魔法(全員に使える)
攻撃魔法(才能なし)
回復魔法(才能なし)
防御魔法(才能なし)
やはり、あれは現実だったのか。これから時代が動く。魔王軍が現れてから初めての快挙になる。魔王軍が、これからどのように動くかはわからない。備えておかなければばならない。すぐに、カレンたちを呼んだ。
(カレン、レン聞こえるか。今すぐ部屋に来て欲しい)
((了解))
すぐさま、扉が開く音がした。そちらの方に首を傾けた。
「もう目が覚めてるなんて意外だね」
「大丈夫か?」
「流石にまだ、本調子ではないが話しておきたいことがあってな」
二人は、不思議そうな目でこちらを見ていたが、話を続けた。
「俺は、幹部を倒した。その為おそらく魔王軍はなんらかの動きをしてくると思う。対策を話し合うべきではないだろうか?」
「その件なら、早速昨日お偉い方が飛んできたわよ。母親が倒れ、魔法会は現在壊滅状態、それにともない魔法会の業務が完全停止。だから私に戻ってこいだって」
やはりか、カレンは魔法会トップ。でもここでカレンに居なくなられるのは、こっちとしても困る。
「行かないわよ!多分そんなことしたら、ミヤが必ず暴れにくる。それを防ぐためにも私は旅を続けるわ」
俺は、この時どんな顔をしていたんだろうな。とても笑っていたのか、安堵していたのかわからない。ただ一つわかることならある。カレンは、俺の顔を見て笑っていたのを覚えている。
そうして、俺はベットから立ち上がり、下の食堂まで朝ごはんを食べにきていた。
下では、お祭り騒ぎのように歓迎された。皆、昨日のことが嘘みたいな笑顔で、この瞬間を楽しんでいた。
俺は、この笑顔が守れて本当に良かったと思っていた。そしてギルドに呼ばれてた。
応接室に運ばれそこでギルド長と対面することになった。入ってきて早々、開口一番言われてしまった。
「本当に、この国を救ってくださりありがとうございます。この御恩を、どう返したら良いかわかりません」
俺は、あまりこういうのに慣れておらず、うまく対応が出来なかった。
カレンやレンは、こういう時見習いたいと思ってしまった。
話は、簡単に終わった。要約すると、報奨金が出るということ。ただそのためだけに呼ばれたのだ。
そうして次は、この小国の王に呼ばれて、先ほどと同じような話があった。
その日は、それ以降特に予定もないが体調もまだ本調子ではない。その為、俺は先に宿に戻ることになり、二人にこれからの旅のためにいるものを書いたメモを渡し戻っていった。
その頃、王都では昨日の秘匿で行われた、出来事が問題となっていた。なぜならカレンによって母親にバラされたのである。
そして、病み上がりではあるがその日のうちに魔法会は、アンによって再開された。アン以外は戻っていたが色々な出来事で、再開が遅くなってしまっていたのだ。
アンは、仕事に従事し、それを良いように取られかけ、カレンに接触した奴らは全員、即刻王都から追い出さられ左遷となった。
アンは、カレンには生きたいように生きて欲しいと考えていた。それを邪魔する奴らは、権力でもなんでも使って本気で叩き潰すまでやろうと決めていたのだった。
もちろん言っておこう。そこまでやるとは、カレンは微塵も思っておらず、それが新聞に載った際大爆笑していた。
そして俺たちは、次の日小国リポーンを離れたのであった。
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