王都に魔王軍幹部襲来④
楽しんでいってください。
アン、ミアによる、連携攻撃を繰り出すがミヤ自身には、余り意味がない。
完璧に避けられている。だが、一つ言っておこう。アンとミアのコンビネーションは完璧だ。
それを避けられるミヤは、メグによっって鍛えられたものだ。メグ自身、鍛えたとは全く思っていない。
「ここまで、当たらないとへこむ」
「彼女は、完璧に読んで動いている。アン、ここからは別々に攻撃しましょう」
そう言って、師匠は攻撃のバリエーションを変えた。それすら、完璧に対応しているミヤに対して、アンは魔弾攻撃に切り替えた。
それを続けていくが、あまり効果はない。このままでは、魔力が無駄に減る一方だ。
「さっさと引いて欲しいのですが。無駄なんですから。ブラックバレット」
それを、全て避けていくが歳のせいか上手く避けられない。なんならここ最近、デスクワークばかりで体力が落ちた。
「はぁ、はぁ、はぁ。ライトニング」
「無駄のわからない?ブラックサーペント」
マジか……ここで、まさかの召喚系の魔法。
そんな時だった。色々な、方向からライトニングが、飛んでくるのが見えた。
サーペントは、スルスルと避けていく。アイツもミアと同じで、避けるのが上手い。
「大丈夫ですか?遅れてすみませんでした。攻撃参加しますので、一度引いてください」
「あなた達、なんで来たの?あなた達を守り切れる自信ないわよ、相手が相手だし」
私たちを、後においやっていくが、その後ろ姿は、震えていた。怖い中来てくれたのだろう。魔法会の本部は基本的に、書類仕事とかの方が多い。それなのに来てくれたのは本当に嬉しい。
そのほかにも、各代表の面々も先頭に立って戦い始めた。回復部隊に、私たち回復してくれて前線に復帰した。
「皆さん下がってください。ここからは、私たちと代表でやります」
「そんなことさせないわよ。ブラックボール」
すぐさま、ライトニングで応戦しようとしたが、それは上手くいかなかった。なぜなら、ライトニングを完璧に避け続け当ててきたのだ。
その時点で、こっちの被害は大きいものになった。そのうえ追い討ちをかけてきた。ブラックバレット、サーペントが猛攻撃、相当なダメージを負う形になった。
「だから言ったじゃない。辞めておいたらいいものを」
立てない。痛い。でも立たないといけないのに……
「ハイジャンプ。正拳」
唐突に現れた、夫によって空中にいたミアは、叩きつけられた。
「俺の嫁さんに何してくれとんじゃー!!タダで済むと思うなよ」
彼は、本気でキレていた。でも無理だ。光魔法を使えないあの人では、勝ち目がない。
それでも、来てれる彼に対して改めて、愛されてることを再認識させれるのであった。
「カレンの打撃戦闘は、あなた譲りでしたか?でもあの時感じた痛みより弱いですわ」
ミアは、走り出しすぐさま、夫の間合いに侵入してきた。
すぐさま、反応したが避けられ、溝に思いっきりのダメージを与えれれた。
「ぐぁ…いった。モロに…入りやがった」
「私さ、最近カレンと戦うためにさ、格闘戦もいけるように鍛錬始めたんだよね。今の一撃良かったでしょ」
夫は、完全に崩れてしまい、立てそうになかった。あの人が、体術戦闘でそんなことになるなんて思いもしなかった。
彼女は、天才肌の才能マン。多分このまま戦っても勝てないのは、目に見えている。
先ほど、魔法攻撃でも100人を超える攻撃を完璧に避けていた。
「ハァハァハァ、なんとか立てた」
「まだ立つの?もう早く諦めてよね。私早く奴隷商会を潰さないいけないのよね」
「やっぱり、あなたの目的はそれだったのね。でもそれは、法に従って決めるもの。あなたの好きにはさせない」
「甘ったるいわね。自分の娘があんな状態になってるのに、そんなこと言えるだね」
彼女の言葉は冷たく、重く私にのしかかってくる。それは、生涯消えることのない重さだと感じ取ってしまう、私が嫌いだ。
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