王都に魔王軍幹部襲来③
楽しんでいってください。
私は、少し早めに出たということもあって、歩いて職場に向かっている。
その途中、ある人物と出会した。
「おはようございます!!今日もいい天気ですね。アンさん」
「おはよう。今日も元気だね。王都の軍隊長さん」
「珍しいですね。こういう時っていつも泊まられていましたよね?」
「師匠に帰らなさすぎて、無理矢理帰らされたのよ」
「じゃあ僕は、コッチなので失礼します」
朝から元気のいい人だね、ほんと。ドラーンは、この王都を守っている軍の総大将。大剣の使い手で、最近結婚なされてご近所さんになった仲だ。
元々、仕事では関わり合いがあったが、プライベートではご近所になってからだ。元々結婚願望はなかったのだが、王様が、見合い結婚という形で結婚したのだ。王様もドラーンのことは、とても信頼している。そのため、彼の発言力は大きいため、議論になった際は、よくぶつかる仲でもある。
そうして、歩いていると職場にたどり着いた。今の所朝も早いため誰も居なかった。
自室は、昨日残していった仕事が、全て片付けられていた。師匠は、ほんと仕事が早くて丁寧だ。今度、お礼しないとな。
今日は、これといった仕事はない。授業的には、今日は私の担当はない。そのため朝早く来てはみたものの、掃除ぐらいしかすることがなかった。
そうして、皆が出社してくるの待っていた。
この日は、何事もなく終わりを迎えようとしているのを、1人の魔物によってぶち壊された。
最初は、気づかなかった。でも、だんだんとおかしさに気づいた。なぜなら、急激に大きな気配を感じた。
場所は、魔法学園と街を繋ぐ大きな平原からだった。私は、嫌な予感がしつつも、すぐに窓から一直線に飛んだ。
着いてみると、そこには見たこともない女性が立っていた。一つわかることがあるとすれば、コイツは、人間ではない。魔物だ。
「その気配、ただの魔物ではないな?」
「あら、バレたの。ってことは、あんたがカレンの母親かい?」
カレンのことを知っている!?まずは落ち着け。状況を確認するだ。そして何で娘と私のことまで知っているの?まず待て、びっくりし過ぎて忘れていた。言語能力ある時点で答えはただ一つしかない。幹部だ!!
「まさか、ミヤ?」
「正解ー!ちょっと殺したいやつ居るから、邪魔しないでよね」
殺したいやつ?幹部がわざわざ何のために?でも考えられるとしたら、一つしかわからない。まさか奴隷商会?
「理由がどうであれ、あなたをこれ以上侵入させるわけにはいかないの!!ここで倒す!!」
「勝てないって分かってるのに挑むなんて、あなバカなの。命は大事にしないと怒れるわよ」
そうして、話してるうちにどんどんと、彼女のプレッシャーが跳ね上がるのを感じる。
これは、本当にまずいと感じているが、ここで倒す以外道はない。とりあえず応援要請として、カイト君に連絡を取ろうとしたが、無理であった。魔法が妨害されている。
「あの勇者(笑)呼ぼうとしてる?無理無理やめときなって。まずこの王都から他の国や地域に連絡取れないから」
「まさか、バリアで遮断されてる!?」
「御名答ですわ。後、まず呼べたとしても来るのは、無理だと思いますわ。北門は、今私のペットたちが暴れておりますの」
戦いには、関係ないけど口調が度々おかしくなってる。あれって気づいているのかしら?それとも無自覚?そんなことが、頭によぎる。集中できてない証拠だ。
ミヤの1発目の攻撃が始まろうとした瞬間だった。聞き慣れてる声が聴こえる。
「ライトニング!!」
「師匠!!」
「怖い怖い。いきなり私が来て、焦ってるのかしら?」
ライトニングを余裕な笑みをしながら、避けて調子に乗り始めてるミヤ。
一方、完全に焦りを感じてる、ミク。
2人は、完全に逆行していた。
「アン、ここからは私も参戦させていただきます。目的は知りませんが、ここで食い止めないといけません。やれますね?」
「当たり前じゃないですか。私を誰だと思っているのですか」
ミヤは、この状況を楽しんでいた。彼女は、先ほどまで少し強張っていた。完全にほぐれたのを見て、これは楽しめそうだと。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがだったでしょうか?
多分、まだ数話終わるのにかかりそうだなって思っています。何とか後悔はだけは、させないように頑張ります。
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