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王都に魔王軍幹部襲来①


 楽しんでいってください。

 

 この3日は、慌ただしかったのを覚えている。なぜなら、カレンたちが、奴隷商会を壊滅させたと報告があった。でも詳細を聞こうにも、やはりカレンは出なかった。

 レン君たちの話によると、戦っていた魔法使いが何者かによって、カレンの目の前で殺されたそうだ。初めて見る光景にカレンは、完全に塞ぎ込んでしまったそうだ。

 本当は、会いに行きたかった。でもどうしても外せない仕事のため会いに行けなかった。

 そして、仕事が片付いたのは、次の日の夕方頃だった。魔法会の前には、多くの人だかりができていた。私は、何があったのかと思い走って向かった。

 そこにいたのは、エルフ族の族長、護衛の付き人、大量の奴隷商会の連中だった。

 中には、リーダーであるリーベルもいた。驚いた、まさかの人物すぎて頭が最初混乱した。

 奴隷商会の連中は、とりあえず王都の軍にお任せして私は、エルフ族の族長と付き人を、部屋に案内した。


「早速ですが、あの方々はどう言った経緯で?」


「攻めて来た。最初は、勝ち目なんてなかったさ。でもエリナが連れて来てくれた、勇者の方達に助けれました」

「それは、カイトさんのことでしょうか?でも確か彼は、今北門側にいるはずでは?」


 族長は、呆れた顔をしていた。何言ってんだこいつ見たいな目で見てくる。あ、これはもしやロード君の方かしら?でも彼は勇者ではない。


「カイト君など勇者ではない。あいつは、人間に選べれた勇者だろ。私が言っているのは、本当の勇者の方だよ」


 本当の勇者。そういえば、そんな文献読んだことがある。大昔から存在していると言われる、おとぎ話的なやつの方だ。

 でもエルフ族が、そのことを言ってる時点でそうなんだろうな。人間とは、比べ物にならないほど生きている方々だ。多分実物も見たことがありそうだ。私は、そんなことを考えながら次なんて発言しようかと、同時に悩んでいた。


「ロード君ですか。彼のことは大変知ってますよ。私の娘と共に旅をしている方ですから」


「そうだったのですか。彼女のパンチ最高でした。ロード君が暴走されて、最後止めに入った時のパンチで止めていました」


 それからは、簡単な話し合いをしてお開きとなった。

 一息入れようとふと立ち上がった際に、窓を見た。外は、もうすでに真っ暗となっていた。

 今から始まる、大量の仕事にため息を吐きつつ、飲み物と夫に連絡を入れたのだった。

 今回の件は、大きく報じられることになるだろう。なんたって、奴隷商会壊滅だ。このことが世間に公表された時に起きるであろう問題、これを関係各所が対応することになる。

 そのためには、人手が必要になってくる。これは、魔法会、ギルド、国のお偉い方々との調整が大事になってくる。これは、数日家には帰れないなぁ。

 とりあえず今は、休憩したら頑張りますか。

 その頃、魔王城は荒れていた。理由は、カレンが精神的に不安定になったことを、情報筋から手に入れたことが原因だ。

 普段の大人しさからは、想像がつかないほど、ミヤがあたり切らしていた。

 戦闘中は、グイグイとくるタイプではあるが、ここまで荒れてるのは、初めてで見てて面白い。

 だって、私が帰ってくるなり暴れてて笑ったわ。何があったのか気になり、ラングに聞くと理解した。

 密かにお気に入りの、カレンが精神的不安定になったこと、それをやったのは、奴隷商会のリーダーだったこと。

 私は、思った。多分近いうちに、報復に行くだろうなと。

 それを多分、あの男は止めないんだろうなと思いつつ、ラングに、今日の晩御飯の魔物肉の解体をお願いするのだった。

 結果から言うと、ミヤはそれから数日経ったのち姿を消したと、下級魔物たちは、大慌てだったという。

 何匹かのお気にりの魔物を連れて。

 そして、事件は起こるのだった。


 最後まで読んで頂きありがとうございます。

 いかがだったでしょうか?

 今回は、アン視点とメグ視点で書きました。いつもは、ロード視点が多いと思いますが、アン視点は中々書けないので新鮮で書いてて楽しかったです。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

 もししていただけたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

 ぜひよろしくお願いします!

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