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キレイな幸せ  作者: うあじゃ
6/10

シーン8

シーン7


カメラ    最初、窓から夜景のカットを数秒。おもむろに ユキのアップ、

      小声で「ヨシ。。。ヨシ。。ヨシ。。と言いながら何も無い場所を

      指さしなら確信していく。ズームアウト。途中、枕のそばに置かれた

      サランラップ、足元からベッドまで敷かれた新聞紙、夜用の手袋や、

      脱ぎ捨てられた服のカット。


マァナレ   ( ユキの寝るまでは、ちょっと大変だ。。。。慎重に服を

      着替えたら、指さし確認が始まる。聞くと、着替えるまでの自分の

      行動を確認しているそうだ。それこそ一挙手一投足一つ一つ、

      念入りに。。。)  


カメラ    ベッドの上であぐらをかき、枕にラップを巻き始めるマァ。時折

      指さし確認している ユキをチラ見しなら。巻き終わると、 ユキの

      脱ぎ捨てた服を拾っていき、風呂場の方へ向かう。洗濯機の前にいる       マァの背中、丁寧に下着は専用の袋に入れたり、色物は別にしたりと

      仕分けをしている。と、パタパタとスリッパの音と「あぁぁぁ」と

      なさけない ユキの声がして、手を洗い出す音に続く。少し手を止め、

      軽く首を振るマァ。


マァ     「きょうもあかんかったか。。。」


カメラ    棚から新しいタオルを取り出し、台所にむかうマァ。台所では

        ユキが手を洗っている、肩近くまでパジャマの袖をまくりあげ、

       真剣な表情。


マァ     「今日はなにヘマしたん?」


カメラ    何も答えず黙々と洗い続ける ユキ。やがて洗い終わると、

       マァの方を向き、前へ習えの形に手を差し出す。マァ、持ってきた

       タオルで腕から手先まで優しく拭いていく。


 ユキ    「あのね」


マァ     「うん」


 ユキ    「着替え終わった後に手ぇあらったやん? その後、

       首の後ろんとこがかゆくなって、掻いちゃってたの。。。。」


マァ     「あちゃあ、、そら失敗やったなあ。」


 ユキ    「うん。。。」


マァ     「ほい、キレイになったで。」


カメラ  拭いてもらった ユキはまた指さし確認を始める。マァ、それを横目で

      見ながら、机においてあった薬袋から、薬の粒、軟膏と手袋を

      取り出し、指さしが終わるのをタバコを吸いながら待っている。

      しばらく見ていた後、なにかに気付いたように立ち上がり、台所に

      向かう。その背中を追うカメラ。コップに水を汲むマァの手アップ。


マァナレ( ユキは病院に通っていた。なんの病院かは聞いていないけど、

      手荒れの軟膏と、数種類の錠剤。手荒れはもちろん、手を洗いすぎて

      しまうから。錠剤の名前は聞いた気がするけど、覚えていない。ただ、

      それがないと ユキは眠れないらしい。)


カメラ  蛇口から滴り落ちる水滴。台所の電気に照らされているマァの

      顔アップからシルエットへ。


 ユキ「マァ。ねよー! はやくー!」


マァ「お。わかった。」


カメラ 台所から去っていくマァの背中。誰もいない台所。マアの「

     電気消すぞー」と言う声が聞こえ、ブラックアウト。



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