表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平凡な英雄記  作者: 霊鬼
第3.5章〜どうしてこうなった〜
91/240

1.どうしてこうなった

四章の前に、ちょっと必要だけど必要じゃない話をどうぞ。

俺が着ている服は正に礼装というのに相応しいタキシード。この部屋には様々な装飾が施されており、物凄く豪華だと誰だって一目で分かるだろう。


俺はそんな部屋の真ん中にある机の椅子に座っており、その向かい側には二人の男女が座っている。


女性の方は見知った顔だ。その整った顔や、美しい髪、何よりそのジト目はよく見る。だが一番違う点はドレスを着ているところだろう。俺は今まで学園の制服や、冒険の格好しか見たことがなかったから新鮮に見える。


男性の方は一度も会ったことがない。少なくとも美男だというのは分かる。若々しさはなく、少し老いているように感じるものの、その眼光は鋭さを感じさせる。服装を見ても威厳ある貴族という風に感じさせる事だろう。



「さて、お見合いを始めようか。」



そうして全く表情を変えないまま、どこか嬉しそうに男が言い放つ。いや、まあ、どうしてこうなったのだろうか。何故俺がシルフェとお見合いをしている。本来の目的はそうではなかったはずだ。


この話を説明するにはちょっと前に戻らなくてはならない。本当に最近、つまり一日前に――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ