1.アカシックレコード
圧倒的説明回ッ!故に5.5章は文字数が少ないです。読み飛ばしても構わん。補足説明みたいなもんだし。
君達はその人物会ったことがあった。たった二回だけだが。
「やあやあ、閲覧者達。」
その人物は君達に語りかける。背丈はジンと同じぐらいの青年。
「ここは源流の情報庫。情報神フィナーテオの管理する古今東西の情報が管理される場所。」
あなたは周りを見渡した。無限に本棚が広がり、果てなく全てが本で埋め尽くされている。空を飛び回る本もあれば、時折光輝く本もある。
「この世の中に存在する非法則的な情報は全てここを通して人に知らされる。有名なところだと情報魔法の鑑定とかだね。」
青年は微笑む。心優しく安心する笑みだ。
「そして人はここを、世界の記憶ともいう。」
空を飛び回る本のうち、一冊が青年の手元へゆっくりと飛んできて、青年の手に握られる。
「ここで折角だから情報を整理していくといい。僕が三つのことを語ってあげよう。」
三本指をあなた達に向けた。
「一つは夢想技能について。詳しい解説を彼らはしなかったからね。二つ目は越位魔法。これも出るだけ出て解説がまだだった。三つ目に聖剣について。これもしっかりとここで語っておこう。」
青年へと更に二冊の本が飛んできて、周りで静止する。
「……そうだな。この話の次から語ることにしよう。別に知っても知らなくてもあまり関係のないことだ。このままこの5.5章は飛ばして、6章へ進んでも構わない。それじゃあ、始めようか。」
そして、青年は語り始めた。




