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平凡な英雄記  作者: 霊鬼
第5章〜大罪と美徳と未知〜
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1.原初の十四技能

新章スタート

基本技能ノーマルスキルは誰しも一つは持っている基本的な力。


上位技能アークスキルはその中でも優れた能力。


神位技能ゴッドスキルはその極地。


伝説技能レジェンドスキルは限界を超えた先に存在するもの。


これが、一般的に知られる四大スキルである。と言っても伝説技能レジェンドスキルはあまり人に知られてはいない。所有者が極端に少ないというのが一番の理由であろう。調べれば簡単に分かる事だが、スキルについて調べる人もそう多くない。よって平民にはあまり知る人が多くないのだ。




しかし、夢想技能オリジナルはもっと別だ。世界でも使用者は百人にも満たない。概要もよく分かっておらず、どんなものなのかもよく分かっていない。取得条件は『強力な思い』。ただ一つ。そのスキルは当人の性格を表したスキルか、その人が目指す自分に至るためのスキルの二つが多い。


例えばアクト・ラスの『人智超越せし神眼(アルフォス・アイ)』ならば、相手に勝つためにその眼の全てを完璧に扱い、そして見通すという強い思いから目覚めた。しかしこのように命を賭けるような場面でなくてはそう易々と夢想技能オリジナルは目覚めない。


しかしその分強力だ。夢想技能オリジナルを所持している奴には夢想技能オリジナルを持ってでしか並べないと言われるぐらいには。因果を操り、生物の限界を超える力だ。並大抵のことがない限り戦うことすらも許されない。



「くそっ!」



だからこそ、例え今まで眼中にないほどの格下でも。



「天才どもが。」



切っ掛けさえあれば、並べてしまう。これは誰にも平等であるというあまりにも合理的な世界の良い点であり、



「ああ、妬ましい。」



欠点でもあるのだ。

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