プロローグ
初投稿なのでいたらないところがたくさんと思いますが、温かい目でよろしくお願い致します…!
序章
これはずっと昔の物語。
人々が支え合い、便利な世の中ではなくとも幸せに暮らしていた時代。
とある世界の物語。
この世界には魔法は存在しない。
しかし、この世界には、人の体に宿り、その体を不老不死にし、絶大な力を与える印が存在する。
それは自ら宿り主を選び、主が消滅するその時までともにあり、主を失ったときはまた次の主が現れるまで眠るといわれている。
世界に存在する印は20あると言われ、時の権力者はこぞって探し求めた。しかし、この150年、印を見つけることはできても、宿せるものは誰一人としていなかった。
もはや人々は伝説としてそれを認識し始めたとき、
約150年ぶりにひとりの女性がその印に選ばれることになった。
印に選ばれたものは守人とよばれ、不老不死となり世界の秩序と平定の為にいきなくてはならない。
もはや普通の人としては生きられない。
人々が150年ぶりの守人の復活に歓喜している中、
その女性は夫にこう告げました。
私は守人となります。
もうあなたと共に生きることはできません。
あなたとの決別の時が参りました。
あなたを愛しておりました。
しかし、愛しているからこそ、あなたがひとり老いていく姿を見てはおられません。
だから、どうか、あなたのなかで、私を殺してください。
私にはもう他に道はございません。
どうか。
わたしを、忘れてください。
私はこれからもあなたの幸せを祈っております。
どうぞお元気で
次はいきなり雰囲気変わる予定です。