第一話 チュートリアル
唐突に暗転した視界、頭に響く謎の声、これは一人の少年の物語の幕開け
{あなたの最初のパートナーを選んで!}
唐突に視界が暗転し頭の中に聞こえてきたその声とともに目の前に現れたのは、三匹の子竜だった。
「急に何なんだ!?それに、この中から最初のパートナーを選ぶっていわれてもなぁ」
正直よくわからないから真ん中の青い子竜を選択すると
{それがあなたの最初のパートナー、これからあなたはその子と一緒に旅に出るのです}
意味がわからない。まるで意味がわからない、意味がわからなかった。
俺はなにかのゲームの世界に来てしまたのかもしれない。しかし、よく見ると見たことある空間で、目の前に展開されてる30個の球体、見覚えのある見るからに弱そうなモンスター俺はそれを見て一瞬で理解した。これは某スマホゲームの世界なのだと。
俺は頭の中に語りかけてくる声に従い目の前に展開された球体を動かしていった。そしてチュートリアルと思しき工程を済ませるとこんな声が頭の中に響いた。
{あなたはこれから伝説のドラゴンを見つける旅に出るのです、それではまた後ほどお会いしましょう、マスター。}
そう言って、声の主である何者かの声は聞こえなくなった。
「なんだったんだ、なんで俺があの○○の世界に来たんだ?」
頭の中を整理するために色々状況を考えていたら、自分がいた場所は塔の中から街に切り替わった。
「え?急に変わった?さっきの時間はロード中だったってことか...」
そしてまた少し待つとまた声が聞こえてきた。
{ここはこれから旅をする際の拠点になる街、ドラゴ町、あなたの家や、お店などがあります。右側手前から、あなたの家、モンスター預かり所、モンスター呼び出し所、左側はダンジョンへの道になっています、最初はいけるところは少ないですが、強くなっていろんな所へ行き伝説のドラゴンを見つけましょう!}
「ゲーム的に言うと、右側手前から休憩所、ボックス、ガチャ、左側は説明通りってかんじか。」
{マスター、ここからはあなたの力で頑張ってください!私もとあるダンジョンの最奥で待ってますから!}
そう言うと、今度こそその声の主は消えてしまった。ここから俺の主人公ライフのはじまりだ!
早速家に帰ると虹色に光る石を見つけた。
―魔法石を手に入れた―
目の前に文字が浮かび上がった、テロップだ、こんな感じに映るのかと感心しつつ。これはガチャの予感と思いさっそく呼び出し所に行った。
「お、あんた新人かな?ここはモンスター呼び出し所、魔法石一個で一人呼び出せるゼ!早速呼び出すかい?」
俺は家で拾った石でモンスターを呼び出すことにした。
―アマテラスを呼び出した―
「はいよ、この子があんたの初めての呼び出しに応えた子だよ、大事にするんだね。」
「アマテラス、一発で神様を引けたのか!」
「はじめまして、アマテラスと申します。あなたが私の主ですね、どうぞよろしくお願い致しますね。」
なんと礼儀正くてかわいいんだ!よし早速、この子と俺の冒険に出発だぁ!
どうもめるです。とあるゲームの世界観で、もしその世界の主人公が僕だったらって話です。
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