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短編置き場(異世界以外)

そのブックマークにだまされるな!

作者: 蒼稲風顕

 表題の通り、ブックマークにだまされてはいけない。

 いくらブックマークが多くても書籍化され人気が出ると限ったわけではないからである。


 何といっても『小説になろう』は、無料で読める。

 それにブックマークも沢山つけることが出来る。

 だから気になった題名の作品や自分好みのタグのある作品にブックマークをボンボン付けることが出来るのだ。


 で、結構多いのが、気になった作品はあるのだが文字数がまだ少ない。

 だから10万字をこえたら読もうとする『とりあえず』ブックマークをしておくといった措置が取られることがあるのだ。

 自分もそうだが、ある程度の量がないと読んだ気にならないのだ。

 私など30万字くらいないと不満いっぱいである。(言うのは簡単、書くのは苦痛)

 さすがに1000万字を超えるとある程度覚悟はいるが、大抵挑戦をするので問題はない。

 この『小説家になろう』というサイトの読者のほとんどは活字中毒と思われるので、10万字は最低欲しいのである。


 次に多いのが、『ただ』だから読んでもいいかな。といった作品である。

 あくまで無料だから読んで貰っているという作品である。

 特に嫌いでもないし、自分の好きなジャンルだし読んでもいいかな。と、そんな作品である。

 こういった作品は、よほどのことでない限り書籍化されても新品では買って貰えない。

 中古で350円くらい(1200円定価)に値段が下がって、ようやく見て貰えるといった作品である。

 無論、儲かるのは中古の本屋だけであり、書いた作者にはお金が入らない悲しい結果である。


 他には、ブックマークを削除するのが面倒だからそのままでいいや。

 これも結構多いと思われる。

 特に更新頻度が多ければ、うざく感じられブックマークを消されてしまうが、少なければ無視されてブックマークが残るという何とも矛盾を含んだものを感じる措置である。

 当然、無視されるからブックマークは残るが、そのような作品が書籍化され買って貰えるはずなんてない。


 で、最後にあってはならいのだが、複垢によるブックマークである。

 この複垢にも色々あるが、自作品にブックマークを付けるものと、とりあえず怪しまれるといけないので人気のある作品などにブックマークを付け、カモフラージュにしている場合である。

 無論、そのような理由だからブックマークなどある意味すらない。




 と、まあ今までダメな点ばかり書いたので今度は違った視点で書いていきたい。

 まず『小説家になろう』のブックマークは、このサイトに登録した人じゃないと付けられないということだ。

 で、結構多いと思われるのが、登録をしていない読者。

 多分、登録をしている人よりも数倍は多いと思われる。

 そういった人達のほとんどはブックマークを付けられないし、感想を書けない(ログインユーザーしか感想を書けないと設定している作品が多いため)が、アクセスは出来る。

 だからブックマーク以上にアクセス数を見ると、隠れファンが分かるのだ。


 実際にパソコンの場合は、履歴さえたどれば30件登録が出来るから『小説家になろう』に登録をしなくても特に困らないのだ。

 まあすぐに埋まってしまうが、ちょくちょく削除をすれば何の問題もない。

 『小説家になろう』に登録をするのも面倒といった人が大半だと思われるし、実際に半分以上は、この隠れたファンの人が本を買ってくれているのではないかと思っている。

 

 とはいえ、この隠れたファンの方のほとんどは感想も書けないし、きっと書くのも面倒だと思っている人たちがほとんどだ。(感想を書くのが難しいともいえる)

 まあ単純に感想が欲しいから非ログインユーザーでも誰でも感想を書けるようにして、その結果炎上されて私が怒られるのは嫌なので特にすすめはしないが。

 とはいえ、ある程度人気が出なかったら炎上も何もないのだが。

 ある意味炎上も一つのステータスと割り切れる人なら非ログインユーザーでも可にしたらいいと思う。


 話はずれたが、『なろうで人気者がわかる』では、感想欄を見てみれば少し分かる。

 特に感想欄が荒れているのではなく、読者同士の意見の出し合いや注釈など、結構歴史小説に多いのだがそんな作品は結構面白い。

 無論、そういった作品に関しては、苦手な人は一切寄せ付けないのだが、それでもいいのではないかと私は思っている。

 コアで読者を選ぶ作品は、例えブックマークが少数でもその作品が世に出た時に買ってくれる確率は非常に高そうだからである。

 特に歴史小説など、ターゲットが大人なのでお金を持っているのだ。




 と、まあこんな具合で話は進んできたのだが、少なくとも前半部分でブックマークだけで全て信用をしてはいけないと注意喚起をした訳だが、この作品は誰をターゲットにしたかというと、読者でなく作者である。

 昔と違って、この『小説家になろう』というサイトは大きくなりすぎた感がある。

 昔の2万ポイントと今の2万ポイントは違うのである。

 昔なら2万ポイントもあればピックアップ小説になったが、今だとわんさかいるのだ。

 まあ自分には関係のない話だが。

 だからこそ、一度自分作品を客観的に読んで何が足りないかを見つけた方がいいと思う。

 ぶっちゃけ『~フェチ』を入れたりするのもありかもしれない(炎上する確率大だが)


 もうたくさんのブックマークより、コアファン向けになりつつあるのだ。

 自分の作品を読んでくれる、謂わば逆お気に入りユーザーを獲得するのが大切になってくる。

 そういった話だったのだ。(そうなのか?)

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― 新着の感想 ―
[一言] なるほど。そんなに登録してない人が多いとは。 解析を見ると、連載中の作品を最新話まで読んでくれてる人が多いのに、ブクマが少ないので不思議に思ってました。
[一言] 大変勉強になります! 私も十万字かけるようになりたいと思います! ……書くのは大変ですが、お互いに頑張りましょう!
[一言] なんとなく目につき、読んだので一読者の考えを一応書きます。 全く持ってその通りです。ブックマークして買ってる物もあれば買わない物もあります。買わない理由は書かれている通りです。そしてその差は…
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