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ジーザスクライシス  作者: ベロ出しチョンマ
1/1

プロローグ

この様な真実にもとづいた偉人の姿を追って、誰もが体験できるゲームを作りたく小説風にしました。

これから、始まる話の内容は、私の理解力の欠如により、本物の真実には足元にも及びません。

偉人の生涯を追体験出来ることで、最高点は救世主になれ、最低点は悪魔になってしまうかもしれない

この三次元です。

このストーリーのほか仏陀編やソクラテス編エジソン編と考えております。

一人でも多くの方のご協力でゲーム化を目指したいと考えております。

ご賛同下されば幸いで御座います。


プロローグ

クムランの洞窟

暗闇の中を歩いていくと、岩陰から炎の揺らめく光りに数人の影が映っていた。


「いよいよじゃ!いよいよ救世主が降りられる!」


「本当か!・・・・・・」


「ジブリエル様が直接お話し下さったのだから間違いない。」


「百年以上待ったが・・・ようやく・・」


「それで・・・」


「父親は、ダビデの血筋のヨセフに皆も同意し、本人も承諾している。」


「しかし・・・問題は・・・母親じゃ・・・」


「ここ数か月で、五名の候補者を選んでここに住まわせているが・・・」


「いよいよとなると・・急がねばならんな。」



        翌日



五人の母親候補が沐浴のために洞窟から降りてきた。


「今日は、珍しくマリアが一番か・・・」


「見ろ!マリアに天使が降りて来ておる!」


光りに包まれたマリアの周りを、祝福するようにクルクル回って、天使達が嬉しそうに微笑んでいた。


マリアにも見えているのか、指先で天使達を優しく触れていた。


「まあ!なんて可愛い子たちなの!」


天使は喜んだ


『マリア~マリア~』


『こんどは 僕をさわってよ!』


かわるがわる5人の天使はマリアの手に触れようと、クルクルまとわりついた


「順番よ じゅん ば ん !」


「どうやら、マリアに決まりですか?」


「正義の教師の二の舞は許されんからな」


「失敗は許されん・・・二度と救世主を殺させては・・・」


暫くして、歳も一番若いマリアとヨセフは結婚することとなった


結婚式


「お前たちは、夫婦となり救世主を、この世に降臨させるという使命のもと、結ばれる運命であった。ヨセフは三七歳の年寄りじゃ


が、マリアは十七歳の生娘、世間では恐らく子供は授からんと噂するであろうな。


しかし、神は二人を選ばれた!そして、我らの信仰の名において、


必ずやメシアは降りられるであろう・・・・エーメン・・」


程なく、結婚式は執り行われ、ヨセフとマリアは夫婦となった。


その年の十二月二四日


朝から雪が降り続いた。


日付の変わった真夜中、雪は止み、雪の白が、全てのものを覆い隠し、静寂で清楚な世界となった。

   

空には北極星でもないのに、ひとつの大きな光の星が止まっていた


まるで救世主が、この地上に 降りるのを知らせるように


 メシア降臨

 

「みろ!エルサレムの方角に星が止まっている!」


「あの光は!あの光は聖書の予言の・・・・光では・・・」


 聖書の予言を確認するために、三人の学者がエルサレムに向って旅をしていた。


 彼らの頭上遥か、大きな光りの塊が、流れ星の様に動きだした。


 そして、ベツレヘムの地の方向に吸い込まれていったのである。


「 光 が ‼ 光が ! 」


「おお!」


「あの方角は!予言の地・・・」


「ベツレヘム!! 遂についに!メシアの光が降りられた!」


「聖書の予言が成就されんがために!」


「この世を救う!われらユダヤの民を解放する!メシアが降りられたのだ!」


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