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イマゴロセツナ 詩集

ブラインドエイジ 叫喚す

作者: keisei1

 下唇を噛んだ カッターが 


 自己嫌悪の手首を 掻っ切って 


 愛を弾いたはずの フライングVが


 鈍器と化して襲ってくるよ



 それもまた然り


 

 理数系の頭で生きてきて


 文系のコミュが破綻して


 僕なりの性格を否定され


 斜め上の短編みたいな結末でした



 今日も 明日も 明後日も


 バイトか 学業 ボランティア ゲームに漫画


 充実してるはずなのに


 息が時に詰まるのはなぜなんでしょうか? 



 あの赤本の問題は解けますか?


 解けたとして それがなんですか?


 あの子の心は解けなくて


 教室の壁を殴ったのは


 誰なんだよ 多分それは僕なんだよ



 あの赤門の下をくぐれますか?


 くぐれたとして その報酬は?


 あの子は遠のいていくばかりで


 権威ある本を破ったのは


 誰なんだよ 多分それは君でもあるんだ



 いつだって僕らは 歯車の上で


 踊るピエロか パントマイマーで


 笑われ 指さされ 蔑まれる


 こんな自己嫌悪 どうでもいいいや



 今日も 明日も 明後日も


 ご飯は 美味しくて デザートも 美味しくて


 満足してるはずなのに 


 死にたくなるのはなぜなんでしょうか?



 あの方程式が解けますか?


 解けたとして あの子の心は?


 あのコサインの行方に遊ばれて


 あの子の心を失ったのは


 誰なんだよ 多分それはあの教師でもあるんだ 



 僕らの行き先分かりますか?


 分かるとして やっぱり リーマン予想みたいで


 難しくて 証明できないみたいで 


 僕らの人生浪費させたのは


 誰なんだよ 多分それは僕達なんだよ



 背伸びして大人になれと言いますが


 大人になって その報酬は?


 社畜と言われ 働かされ


 そんな人生 もうイヤなんだよ



 だからお願い 僕らを愛しておくれよ



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