剣道
前回までのあらすじ
三上漣は幼馴染みの東藤春乃と共に同じ中学校に進学した。
幼稚園の頃からの友だちである一条梨桜、小畑麻美、神島大将と再会し…?
時は経ち放課後。
「漣!行くわよ!」
春乃に引っ張られ俺は剣道部の体験入部に向かった。剣道部の部室は2階北校舎にあり3-1の隣にある。3-1のホームルームが終わっていないのに春乃は2階を俺を引きずり回し疾走している。案の定3-1の担任兼剣道部顧問の前川瑞恵に捕まった。
「コラ!1年生!剣道部に入部希望なら、入部してから走らせてやるから廊下走るな!」
背も高く、整った顔立ち。…そして巨乳。それなのに熱血な教師として有名だ。あぁ、美しい。
「はい!!」
俺と春乃は、威勢のいい返事をしてその場をしのいだ。そして隣の剣道部部室に入った俺は、唖然とした。
「え、エアコンディショナー!?」
隣の春乃がそう叫んだ。何故略名を言わなかったのかは分からないが、春乃がここまで驚くのを始めてみた気がする。この学校の部室には全部こんなものがついてるのか!?暑いところで耐える根性はいらないのか!?と、自分のなかで葛藤していた時天国の入口が開き5人の人間が入ってきた。上履きの色(3年が白,2年が赤,そして俺等1年が黄色と決まっている)から3年生であることが分かった。4人はチャラチャラとしていて中学生とは思えないくらいだった。マジィ~超チャラいんですけどぉ~ってぐらいだった。でも、俺はそんな奴ら興味ない。あの人は居ないのだろうか?俺は、4人に話しかけられていることも知らずに最後の一人に目をやった。そして、制服を規定通りに着こなし、礼をしてドアをきちんと閉めている人の名を俺は知っていた。話しかけずにはいられなかった。
「御田村雄一郎さんですよね!?」
御田村さんは、小学2年生の時小学生県道大会全学年の部で優勝して以来1度も負けていないと言われている選手だ。この人に憧れて俺と春乃は5歳の時剣道を始めたのだ。
「そうだけど…君誰?」
「お、俺は1年の三上漣です。御田村さんに憧れて剣道はじめました。」
「そ、そうなんだ。」
引いていた気もするが、気のせいだろう。
「へぇ、お前剣道やってたんだ。」
「あ、はい。」
怖かった先輩達に話しかけられた。なんだ…この人たちも剣道好きなんだ。怖い人だと思ってたけど意外と良い人達じゃん。
なによ…漣の奴。御田村先輩達と話しちゃってさ、女子の先輩はいないのかしら…1人だったら絶対ソフト部行ってやるんだから。だいだい、なんであいつの制服姿にときめかなきゃなんないのよ…。ホント意味分かんない!あ、誰か入ってきた…じょ、女子の先輩だッ!
「あ、入部希望かな?それともマネジ?」
マネージャーなのかな?この人…。
「にゅ、入部希望ですッ。せ、先輩はマネージャーさんですか!?それとも…」
「部員だよぉー!一応女子の方では部長かなぁ」
ぶ、部長さん!?こんなにふわふわしてて可愛い人が!?羨ましい!!!!!
「部長さんなんですかッッ!すごいですッ!」
「ふふふ…そうかなぁ?あなたお名前は?」
「1年の東藤春乃です!」
何か圧倒的な強さを感じた。この人はできる…絶対に。
「まぁ入部してくれるの楽しみだわぁ」
「はいッ」
この人にだけは逆らっちゃいけないわ。気を付けなくちゃ。
全体的にいい雰囲気だなこの部活。先輩方もいい人ばっかだし…春乃は女子の先輩と打ち解けてるし。でもまだアイツが来てない…まぁすぐに来るだろ。
「それにしても……他に1年は来ないのか?」
「あ、多分俺のライバルが来ると…」
バンッッ
勢い良く重い部室のドアが開いた。アイツだ。
「入部希望だ。」
試験やら塾やらに追われ更新がおろそかになってしまいました。これからはなるべく早いピッチで書いていきますのでヨロシクお願いします。




