ギャルゲー
4回目の冒険はクルミを仲間に誘わずミアを加入させた。あとで知ったが、クルミはパーティを組めず城に連れ戻されたようだ。穴場のレベリングポイントを知っていたのでそこまでミアを連れて行きレベル上げさせる。短時間でレベルはカンストした。そこで恐るべきことがわかった。ミアは弓を連射して全体攻撃ができるし回復魔法の性能はクルミに匹敵するのだ。おまけに身軽でモンスターの攻撃をかわしまくる。クルミの使っていた攻撃魔法や防御魔法、バフをかけてくれる補助魔法こそないが、ミアのほうが使い勝手がいい。つまり種族エルフ弓使いのミアは超一流の冒険者だった。オレはミアに告白して付き合い始める。大きな街のお祭りデートの夜、ベンチに座ったミアはオレの肩に頭を預けた。
「勇者様。私、もっと外の世界のことが知りたいです」
「オレのこともだろ?」
オレの問いにミアの尖った耳は真っ赤に染まる、
「はい」
ミアの心は完全につかんでいた。エルフの里には細い華奢な男しかいないし、おとなしい性格が多い。屈強な肉体で社交的なオレにミアは強く惹かれていたようだ。これでミアの攻略は終わった。オレは次の計画を考える。ミアを味わい尽くしてから魔王を倒して5回目の冒険を始めるのはいいとして、次はタイムアタックに挑戦してみるかな。聖剣とミアがいれば2人で魔王城を攻略できる。はじまりの村をスタートしたらダッシュで港に向かって船に乗って幻の塔でレベリングしてレベル30で炭鉱の村に向かってキコルじいさんのおつかいクエストをこなしつつレベルを40まで上げてってすれば聖獣の腕輪をゲットできるな。キコルじいさんと2人で人魚の怪物を退治すんのはリスキーだが、ひさびさに生か死かギリギリの戦いになると思えば血がたぎるぜ。聖剣とミアを手に入れたらキコルじいさんとはお別れしてミアと水入らずに2人旅よ。いつものところでレベリングさせて魔王城に突入。ミアの弓と回復魔法があれば超楽勝だ。ミアには走ってついてくるように命令しよう。エルフは森を駆け回ってるから足腰も強い。完璧すぎる。どっかでつまずけばまたやり直せばいい。何度でもオレはやりなおせるんだ。オレはミアの耳先に触れながらダークな笑みを浮かべた。




