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4夜「大巡礼って何ですの?」

「とにかくお主には言わなければならんことがある」


大神官さまは、ハァハァ興奮しながらおっしゃいますわ。


「何ですの?」


「大巡礼に行きなさい」


「大巡礼…?」


「バッ…! まさか大巡礼を知らん!?」


「今…『バカ』って言いそうになりましたか? 大神官さまともあろうものが…」


「い、いや…大神官がそんな下品な言葉を使うワケがないじゃろ!?」


「良かったですわ…」


「で、大巡礼については知っとるじゃろう?」


それにたいして、私は自信満々答えましたわ。


「まったくもって知りませんですわ!」


「バカー!!!」


大神官さまの言葉が耳に突き刺さりましたわ。


(つづく)

うん。

さらに続きますわ。ジワジワ読んでくださるあなたに感謝ですわ。

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