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3夜「大神官さまの余計なスキルですわ」
大神官さまは、たいそうお怒りな顔で、私に怒鳴っておりますの。
え、大神官さまが、どんな顔をされているかって?
そうですわね…。
真っ赤なスライムみたいな顔をされてますわ。
「スライム!? ワシのこと真っ赤なスライムって言った!?」
「は? なぜ私の考えてることを分かったんですの!?」
私の言葉に、大神官さまはさらにお怒りになられて、こうおっしゃいます。
「ワシのスキル、知ってるじゃろ? 読心術じゃよ!」
はっ。
そうでしたわ。
大神官様は「読心術」というスキルが使えるんです…。
おかげで人の心を読むことができてしまうんです…。余計なスキルですわね…。
「まぁ、体力の問題で一日に数回も使えないんじゃがな…」
「寄る年波には勝てませんわね…」
「お主は余計な一言が多いんじゃよ!?」
うん。さらに続きますわ。