表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春学校  作者: むにょこ
小学校編
99/124

小学校編 99時間目

※りおん視点

次はよさこい。頑張ろう!

実はよさこいが毎年1番楽しみなんだよね!

毎年練習も楽しかったし、やっぱり踊るのが好き。


でも今年は……。



―――――――――――――――――――――――――――



「ええっと、風神あおいさん、麗羽りおんさん、三好いろはさん、華緒みずきさん。よろしく。」

『はい!』

「5、6年のよさこいの踊り方はそこの紙に書いてあるとおりだから。練習しておいて。」

「……え?」

「教えるのめんどくさいし、私達他にやりたいことあるから。勝手に練習していいから。」

『は、はい……』


ええ!?今までこんなこと無かったのに。

でも……自分たちでできる所まで頑張ってみないと。


「困ったわね。」

「踊り、この通りにやってって言われたけど、まずまず見方があんまりわかんない……。」

「りおちゃん、わかりそう?」


え!?えっと……


「うん!なんとかできる!」

「さすがりおんっ!ダンスのことなら頼りになるね!」

「ちょっ、他のことは!?」

『あははははは!!』



「えっと、多分3人とも毎年5、6年のよさこい見てるから何となくわかると思うんだけど。まず、ここはこう!」

「こう……かしら?」

「こんな感じ?」

「どうかな?」

「うん!そうそう!そしたらここは……」



―――――――――――――――――――――――――――



「さ、最後までできた!!」

「後は覚えるだけね。りおんはもう覚えちゃったみたいだけどね。」

「そうだね。曲に合わせて踊れるようにもなったし、りおちゃん、ありがとう!」


えへへへへ!

この調子なら、6年生に頼らなくても自分たちで何とかできそうかも!



―――――――――――――――――――――――――――



「みなさん!今日はよさこいのフォーメンションを考えてもらいたいと思います!誰が前に出て、誰が後ろに移動するなど、チームの5、6年生みんなで相談して決めてください!」

『はーい!』


みんなで相談……。できるかな……。


「相談なんてできるかしら。」

「ちょっと困ったね。」

「もしかしたら一緒に考えてくれるかもしれないし……。」

「そうだね、それを祈ろう!」


「フォーメンション、勝手に考えておいて。」

『ええ!?』


やっぱり……。淡い期待だったよ……。


「でも、先生達みんなで相談してって言ってましたし……。」

「そんなのいちいち守らなくていいから。勝手に決めて。」

『は、はい……。』


「どうしよっか……。」

「でも、決めるしかないんじゃない?」

「そうだね。りおちゃん中心にやっていく感じになると思うけど、大丈夫?」

「私は大丈夫!みんなでできる限りの事をしよう!」


「ここは……こうして、ここは2人が前に出るとかどうかな!」

「いいと思うわ。」

「うん!」

「これでいこう!」

「あれ、みんな6年生と別々にやってるの?」

「高井先生!」

「えっと……」


「なるほどね。そんな事があったんだ。でもね、これは5、6年生みんなでやることだから一緒にできないか、もうちょっと頑張ってみれるかな?」

「分かりました……。」

「頑張ってみます!」

「私たち、6年生に意見、言ってなかったしね。」

「うん。言ってみよう。」


少し、怖いけど。やっぱり6年生と一緒にやらないと……!


「あの、みなさん。」

「私たちとフォーメンション一緒に考えませんか?」

「やっぱり、5、6年で相談しなきゃいけないってことですし。」

「私、みなさんと一緒にやりたいです!」


「……どうせ、私たちの意見なんて聞いてくれないんでしょ?」

『……えっ?』

「私たち、4年生の時にあなた達3年生に教えたわよね。」

『はい。』

「その時の担当だった子達が全然話を聞いてくれなくて。」

「だから私たち、今回は5年生に任せようってことにしたの。」

「そうだったんですか……。」

「私たち、きちんと話し合いたいです!みんなで意見を出し合って、少しずついいものにしていきたいです。」

「りおん……。そうね。私もそう思います。」

「私も!」

「うん、私も!りおちゃんの意見と同じです。」

「4人とも……。」

「分かった。今までごめんなさい。」

『ごめんなさい!』


えっ!?


「私たち、心のどこかで申し訳ないと思ってた。」

「4人は前の担当の子達みたいに話を聞いてくれない訳じゃないってなんとなく分かってた。」

「それなのに、ごめんなさい。」

「ほんとにごめんなさい!」


みなさん……。


「そんな謝られるほどのことでは無いです。」

「そうですよ!じゃあ早速みんなで話し合いましょう!」

「うんうん!」

「私たち、一応ここまではこんな感じで考えたんですけど……!6年生のみなさんはここ、どうしたいとかありますか!」

「えっと……あ、ここはこういう風にしたらどうかな?」

「あ、いいですね!」

「じゃあ、ここはこんな感じで……」


やっぱり、みんなで意見を出し合うのは楽しい。


それから、私たちは一緒に練習をした。

フォーメンションについても度々相談をしたり、みんなで少しずついいものにしていけている実感があった。



―――――――――――――――――――――――――――



「5年生のみんな!今日は頑張ろうね!」

「みなさん!はい、頑張りましょう!」


いよいよ本番……。

全力で楽しもう!



―――――――――――――――――――――――――――



やっぱり踊るのって楽しい……!

よさこいを踊っていた時、何度も先輩たち、そしてあおい、いろは、みずきと目が合った。

みんなで踊っているって実感がとっても湧いて、本当に楽しかった。


「りおん!おつかれー!」

「やったね!」

「楽しかったわね。」

「うん!」


来年は私たちが教える番。来年も頑張ろう……!


そして次はいよいよ徒競走……。

まずはこっちを頑張らないと……!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ