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青春学校  作者: むにょこ
小学校編
98/124

小学校編 98時間目

「おい。騎馬崩れそうになったときこっち側に倒れてくるなよ。わざと?」

「試合中にそんなことするのってありえないんだけどっ!!」

『ひいっ……。』

「おいお前ら。たまたまだろ。」

「まあまあ落ち着いて……。」

「お前ら落ち着け。多分わざとじゃないだろ。」

「かいとも!!?むっ!!」

「そもそも!玉入れの練習の時に仲良くするって言ったでしょ?もう!」

「るる……ごめん。」

「ちょっと男子のみんな!」

「高井先生?」

「ちょっとチームワークチームワーク!無さすぎでしょ!毎試合毎試合!こんな時まで分断しないの!みんなで協力して、ほら!運動会当日まで時間ないんだよ?」

「だって、あいつらが!!」

「は?お前らだろ。」

「は〜??どう考えたってりくと達が輪を乱してるんでしょ〜??」

「あわわっ落ち着いて……」

「こらみんな!少しは反省しなさい!チーム内でバチバチして、対戦相手にも迷惑かかってるのよ!」

『ごめんなさい……』



―――――――――――――――――――――――――――



「あ〜あ。高井先生に怒られちゃったよ〜。」

「チームワークね。」

「無理無理無理ー!!!」

「……笑顔で接する……。」

『それはやめて!!!』

「あ!みんなで作戦とか考えてみたら良いんじゃないかな!」

「やってみる価値はありそうだね。」

「るるとかいとがそう言うなら……」



―――――――――――――――――――――――――――



「……みんな!そんなにバチバチしないで……」

「ただの作戦会議でしょ?あすさちゃんにゆうくんにあやくんがっ!!震えてるよ!!」

「ごめんごめん〜。」

「……チームワークのため……。」

「話し合わないとな。」

「じゃあ早速!とうり、どうしたい?」

「ええっ俺!?」

「大将なんだしさー!なんか無い?」

「ええっと……でも、まずは……みんなで協力出来たらうまく出来るんじゃないかな……。今は些細なことでぶつかってばっかりだし……。」

「そうだな。お前らがいちいち突っかかって来るからな。」

「は!?人のせいにして!りくとだっていちいち首突っ込んでくるじゃん!!」

「りくともたいしも落ち着いて……。」

「じゃあさ、まず俺らはいちいち突っかかっていかないから。りくとも大人しくしといてくれる?」

「大人しくって……。」

「た、たいようの言う通りだね!ね、りくと?」

「分かってるよ。じゃあ、それでよろしく。」



―――――――――――――――――――――――――――



「先生?どうかしたんですか?」

「ああ、さな。ちょっと前から喧嘩しなくなったなとは思ってたんだけどね。練習重ねてくうちになんか雰囲気も良くなってきてるなって。」

「男子たちですか?」

「そうそう。」

「へえ。できるんだ。」



―――――――――――――――――――――――――――



「じゃあとうり、お願い!」

「うん!みんな!女子に続いて俺らも騎馬戦で勝てるように頑張ろうね!えいえいおー!」

『おー!!』



―――――――――――――――――――――――――――



「余裕だったね〜!」

「……だな……。」

「この調子で徒競走、リレーと行きたいところだけど、次、よさこいだったね。」

「よさこいも気合い入れてこうぜ!」

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