表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春学校  作者: むにょこ
小学校編
93/124

小学校編 93時間目

※たいし視点

「よ〜し、いよいよ綱引きだね〜」

「俺らの得意分野でしょ。」

「……だな……。」


綱引き……頑張ろうっ!!!玉入れでは負けちゃった分、取り返さないと!!


綱引きといえば……



―――――――――――――――――――――――――――



『せーの!』

『オーエス、オーエス、オーエス、オーエス!』


「っしゃぁ!」

「……圧勝……。」


よしっ!!俺らは力系得意だからな!

他のみんなを引っ張ってやらないと!綱引きだけに……!


『きゃー!!!』


ん?なんだ?


「やっぱりたいようくんってかっこいいよね!」

「私ははるとくん!」

「いやでもれんくんもかっこいいっ!!」

「こうきくんも負けてないよっ!!」

「私はけいくんかなー!!とっても素敵!」

「私はるいくん!優しくて好き!」

「何言ってるの!かいとくんだよ!!」


……俺以外、モテるんだよなあ。


『ありがとっ。』


しかもみんな慣れてるからスマートだし(こうき以外)、なんかキラキラフィルターついてるわ。

あいつらって好きなやつとかいんのかな……。

けいは自分のこと好きになってくれた人が好きって言ってるけど。

あでもれんって確か……。


「たいし、なに考え込んでるの?」


あ、けい。


「みんなモテるなって。いいねえモテるご身分の方は。」

「俺は、たいしのことかっこいいと思うけど?」


けいって俺にこういうことサラッと言うんだよな!!恥ずかしいって!!


「けいはさ、今好きな人っている?あ、そういえば誰かとまた付き合ってたっけ?」

「えっ?うーん、俺は今はいないかな。」

「あれ?また別れたの?」

「うん。俺が浮気したってさ。俺、絶対そんなことしないのに。」

「けいは好きになったらその人だけって感じだもんな。」


けいはモテすぎて付き合ったり別れたりを繰り返している。けいから別れを切り出したことはなく、いつも理由はけいが浮気してるから、ということだ。

けいはモテるから色んな人と噂になりやすい。それに、よく呼び出されている。まあ、2人でコソコソいる所をみたら浮気してるって俺も思うかもな。

でも、けいは毎回可哀想なんだよな。付き合ってる人のこと、本気で好きだから。

ちなみに、最長記録は3日。


「2人とも、な〜んの話〜?」


れん!


「俺がまたフラれたって話。」

「また〜?相変わらずだね〜。ちゃんと女の子のこと大切にしてあげてるの〜?」

「もちろん。もはや何が悪いのか分からない。」

「あ、れんはさ、どう?」

「どうって?……ああ、俺はさ、そもそも諦めてるから。見てるだけで幸せって感じ。どうにかなれるって思ったこともないしね〜」


れん……。


「れんはいつか、誰かと結ばれる日が来ると思うよ。」


はると!?聞いてたの!?


「やっぱり良い奴だし、可愛いとこあるし、まあかっこいいし?」

「……可愛い?」

「いや、か、可愛いよりはかっこいいだけどなー!!あはは……」

「……れんは可愛い……。」

「おいこうき!!空気読めよ!!」

「こうきまで〜!!!!」

「俺も、れんのこと可愛いと思うよ。」


きゃぁぁぁ。頭ぽんぽんっ!!昨日読んだ初恋とらいあんぐるのあのシーンじゃんっ!!男同士だけど……。でも俺の少女漫画フィルターで、完全再現されてる!!セリフもほぼ一緒!!さすがたいよう!!


「あれ?またたいし世界に入っちゃった?」

「そうみたいだね〜」

「お、るる、かいとおかえり!」

「片付けお疲れ様。」

「ただいまー。先生俺ら2人のこと使いすぎ。」

「みんな何話してたの?なんかたいし向こうの世界に行っちゃってるけど。」

「……れんが可愛い話……。」

『ええ!?』

「2人とも違う〜!!」

「俺もなんで世界に入っちゃったか分かんないんだよね。」

「うん。俺も。けいなら分かる?」

「ああ。多分、たいようの頭ぽんぽんだな。」

「なるほどね。絶対それだわ。」

「ちょっとたいしのことこっちの世界に連れ戻そうぜ。」

「……だな……。」

「久しぶりにやるか。あれ。」




「たいし……。戻っておいで……?」


ひゃぁっ!るる!?


「俺、もう待てない。」


はると!?あ、アゴクイ!??


「……早く……。」

こうきっ!??う、後ろからっ!??


「俺と一緒に……ね?」


か、かいとっ!!み、みみもとでっ……!!


「ずっと……待ってるんだけど〜?」


れ、れん……ち、近いよっ!!


「これ以上待たせるつもり?」


た、たいよう……!ってうわぁ!きゃ、きゃぁぁ!


「俺のところに、来てくれるよね?」


け、けいっ!!??う、うわめじゅかい……ひゃぁぁぁぁ……


バタン


「あれ?」

「ぷしゅ〜ってなっちゃった〜」

「……失敗……。」

「やりすぎたかな……?」

「前は上手くいったのにね。」

「距離近すぎた?」

「とりあえずたいし持ってくか。」

『だね。』



―――――――――――――――――――――――――――



「あ、起きた。おはよ。」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「ごめんね。まさかそのまま気絶しちゃうなんて思わなくて。」

「前は俺の少女漫画を汚すなっ!!とか言ってめっちゃ怒ってたのにね〜」


そ、それは……


「きょ、今日のはみんな上手すぎ!!」

『えっ?』

「あ、あんなのされたら誰だってこうなるよ!!」

「そう?」

「そんなこと無さそうだけど。」

「あるよっ!!お前らは自分の顔かっこいいって分かってるくせにこういうとこ分かってないんだから!!!!」


こいつらは自覚のあるイケメンのくせに!!

その顔の強さを理解しきれてないっ!!


「はいはい。じゃあさ、誰が1番よかった?」


はぁ!?急だな!!


「……確かに……。」

「気になる〜!」

「俺だよね??」

「誰だろう……。」

「選んでくれたら嬉しいけど。」

「誰なの?」


そ、そんなの……!!


「えらべないよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」



―――――――――――――――――――――――――――



あれは、選ぶことなんてできないっ!!

選ぶなんて無理だよ……!!


「たいし、綱引き行くよ。」


あ、けい!


「頑張ろうな!」

「頑張ろ〜ね!」

「……頑張ろう……。」

「頑張ろうね!」

「頑張ろう!」

「たいし、頑張ろうな!」


みんなも!!よっしゃー!頑張るぞ!!



―――――――――――――――――――――――――――



「おっしゃー!!圧勝だぜ!」

「女子達も気合い入ってたね。」

「うんうん。引いててめちゃくちゃ感じたよ〜!」


よし、これで5年2組1勝!ちなみに全体は……あ、ちょっと負けてるのか。


「うちの学校毎年赤組が勝ってるみたいだから、逆転して勝てると思うよ。」

「それに、差もちょっとだし。」

「白組だと謎に勝てねえよなー。」

「なんなんだろうねあれ。」


次は……お昼ご飯の後、騎馬戦か!よし、頑張るぞ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ