小学校編 68時間目
※つばさ視点 (くおん)
「たいようのお父さん!俺、吹奏楽初めてみたいです!お願いします!」
「あ、いたよ!たいようくんのお父様ー!!!」
ん?なんだ?
「あれ、くおんくんもいたんだー!!もしかして、何か始める感じかな......!」
「くおんくんもー!!私たちは吹奏楽始めたくて!」
吹奏楽か......俺と同じだな
「俺も、吹奏楽なんだ。一緒だね。」
「ほんとー!!嬉しい!!」
「たいようっちのパパ発見!」
「やっと見つけた!あの、私たち吹奏楽始めたいです!」
まじか!結構いるんだな。
「みんな分かったよ。頑張ってね。」
『はい!』
「あ、そういえばたいよういるけど大丈夫なの?くおんくんは。」
た、たいようのお父さんにまでくおんって呼ばれ始めてるし......。
「それは大丈夫です。誰がいるかとかは、関係ないので。」
「あははっ。わかったよ。改めて、みんな頑張ってね。楽器は難しいからね。」
「え!たいようくんのお父さん楽器やってたことあるんですか!」
「えっ?俺は無いけど、知り合いがね。ピアノやってたんだよ。」
「ももちゃんと同じだー!!」
「そうだね。そういえばみんなは、希望の楽器あるの?たいように聞けば何が空いてるとか分かると思うけど。」
「うーん......あ!でも、LET'S GO!!で推しがひいてたフルートとかやってみたいかも!」
「じゃあ私はクラリネットだね!」
「私はまだ決まってないかな......!」
「めめちそもそも楽器とか分からない......」
俺は......できれば金管ってやつがいいな。何種類かあるみたいだけど、どれもかっこいいんだよな。
「俺は、金管楽器やってみたいです。」
「そっかそっか。決まってない子は、1回目は体験みたいな感じって言ってたし、そこで見つけてみたり、自分に合ったのを探したりしてみたらいいんじゃないかな。」
「よーし!頑張って見つけるぞ!」
「楽器の名前、覚えとかなきゃめめちやばいかも!」
俺も、名前あやふやだからちゃんと覚えとかないとな。
体験、楽しみだな......。




