小学校編 34時間目
「あら皆様おはようございます。御朝食のご準備、出来ておりますよ。」
「すみれさん、おはよ!ありがとう!」
「今日の朝ごはんな〜にかな〜」
「昨日色々ありすぎて腹減ったぜ」
「……だな……。」
「久しぶりにぐっすり寝れた……」
「けい、良かったね!俺もゆっくり寝れたよ!」
「たいようのお父さん、俺らまで本当にありがとうございます。」
「俺も、おばあちゃん達に面倒になるの申し訳なくて……本当にありがとうございます。」
「いやいや……。お礼を言われるほどの事じゃないよ。」
「やっぱりひとさんかっけぇ……!!」
「あ、いつものけいだ。よかった。」
「……復活……。」
「おはようございます。」
「おはようございます!」
「あらりくとくんにとうりくんおはようございますね。昨晩はゆっくり眠れましたか?」
「はい。おかげさまで。いつもありがとうございます。」
「ありがとうございます!」
「そうだった……こいつらもいるんだったぁぁ!」
「たいし落ち着け」
「ううっ……今日からよろしく……」
「た、たいしっ!!!??」
「うるさいな!!俺だってお世話になってるんだから!!仲良くまでは出来ないけど……まあ、挨拶くらいは……」
「はいはい、どうも。」
「っな!?俺、結構頑張ったのに!!やっぱりくととなんて無理!!!」
「あわわ……みんな落ち着いて……」
「ほらほら、とうりくん困っちゃったぞ〜」
「うわぁぁ。とうり、ごめんね。」
「おいお前ら、とうり困らせんなよ。」
「あん?お前に言われなくたって困らせたくねえよ。てかお前いちいち出てくんなよ。」
「……右に同じ……。」
「まあまあ、みんな落ち着いて。りくとくんだって、とうりくんこと心配してるんだから」
「るるはりくと側の奴らにも優しくすんな!!」
「けいまで……」
「ったく、うるさいなぁ!!!朝から!!あんたらのごちゃごちゃで朝ごはんが食べ始められないの!!」
「みかお腹空きすぎて死にそう……」
「あ、一人称みかなんて、相当怒ってるね……みか怒らせると怖いよ……」
『ひっ……』
「もももなんか言ってやりなよ!」
「えっ!?えっと……ま、まあまあ……お、落ち着いてくださひっ……」
「はーいみんな。朝ごはん食べるよー?はーやーくーしようね?」
「旦那様……大人気ない……」
「なっ、じいや!?俺だってお腹すいてんの!」
「そういえば旦那様はいつまでいらっしゃるんですか?」
「え、はなちゃん俺の事追い出したいの……?」
「ええっ!?滅相もございませんっ!!朝ごはんを皆様と食べられるなんて、珍しいと思いまして……!」
「ごめんごめん。俺ね、しばらくこっちにいることにしたから。」
『ええっ!?』
「まあこの話はいいから、早く食べるよ」
『はーい!』
「あいつら……盛り上がってるな……」
「そ、そうだね、りくと」
「ううっ……2対8だもんな……」
「りくとくん達も誰か誘ってみていいんだよ?」
「いや……それは俺が誘うとかじゃないんで……」
「意外と上手くいくかもしれないよ?」
「……。」