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青春学校  作者: むにょこ
小学校編
100/124

小学校編 100時間目

※らん視点

次は私にとっては最後の種目。徒競走。

走るのは割と得意な方だし、頑張るか!


「徒競走……やだ……」

「ももは1番最初に走るんだから、頑張ってよ!」

「さなちゃんとあいりちゃんは1番最後だよね!」

「そうね……。頑張りましょう……。」


そっか。ももが1番最初のグループだったね。


えっと確か……

ももが1番最初で、そのあと少し空いてあるは、その次になつきとはるか。そしてまた少し空いてあんな、また少し空いてかれん、またまた少し空いてみか、またまたまた少し空いていろは。えっと、その後は……。あ、また少し空いてさきとくるみ。その次にめめで、またその次にみずきとあおいだ!そしてまた少し空いて……あやねとりおん、その次にみゆで、その次にひかりとまい、その次が私。で、その後がみおん。そして少し空いて最終グループにさなとあいり。

私は後半だから、みんなのことしっかり応援できそうだな!



―――――――――――――――――――――――――――



「それでは、5年生女子、第1グループ。位置について、よーいどん!」


『頑張れー!!!』


もも、頑張れ!!

おー!!!2位!!苦手なのに頑張った!偉いな!


「ねえねえ、らんらん!やばい!楽しみすぎるっ!」

「みおん。徒競走頑張ろうね。」

「うん!そういえばらんらん、女の子人気絶大だし、色んな子が応援してるっていってたよぉ!」

「ええ!?それじゃあ、ますます頑張らないと……!」


応援なんて、そんなの嬉しいな。


「みおちもらんらんファンの1人として応援しちゃうよぉー!!」

「ふふっ。みおん。ありがとう。」

「やばっ!話してたらもう順番すぐじゃん!」

「ほんとだ……!」


みおんとすっかり話し込んじゃった。

応援すっかり忘れててごめんね。


「次みゆたんだ!応援しないと!」

「みゆ、ファイトー!!」

「みんなありがとう!頑張るね!」


「位置について、よーいどん!」


『頑張れー!!』


「みゆたん早いねぇ!同じくらいのタイムで集められてるけど、やっぱみゆたんの本番の力は凄いよねぇ。」

「うんうん。みゆは本番に強いからね。」


さすがみゆだな。


「次はひかりんとまいたん!その次らんらんじゃん!」

「さっきまで全然緊張してなかったのになんかドキドキしてきたね。」

「うんうん!」


みんなも応援してくれているみたいだし、いいところ見せないとだね。


「らんらん、頑張って!」

「うん!任せて。」


ついに私の番。よし、集中っ。


「位置について、よーいどん!」


走れ走れ走れ走れっ!!

よし!!ゴール!!やったー!!1位!


「らんちゃん!こっちこっち!」

「お!みんな!」

「1位おめでとう!」

「ありがとう。みんなも1位おめでとう。」

「らんらん!みおちも1位だったよぉー!」

「みおん!おめでとう。」

「えへへ。」


この後少し空いて、ついに最終グループ。

さなとあいり……。あの2人の速さは別格だからな。

2人のうちどちらかが1位になるんだろうけど、どっちが勝つのか。


「いよいよだね……!」

「うん……。」


「それでは、最終グループ。位置について、よーいどん!!」


『頑張れー!!!』


は、はやいっ!!


「さなとあいり並んでるっ!!」

「どっちだ!!??」


「2人とも!どっちが1位だった!??」


あいりが1位の紙で、さなが2位の紙を見せてくれた。

……ということは……。


「あーあ!悔しいな!」

「今年もいい勝負だったわね……。」

「来年もよろしく!」

「ええ……。来年も負けないわ……!」


パチパチパチパチパチパチ


自然と2人には拍手が送られた。

毎年どっちが勝つのかみんなが気になっている。

そして今年はあいりの勝利。来年はどっちが勝つんだろう。

そんな2人が同じクラスの仲間っていうのは誇らしいな。

次は男子の徒競走か。

うちのクラスの男子達は割とみんは速いから、後半に固まっていたはず。

さなとあいりのようにたいようとりくとの勝負も毎年のお楽しみだ。

今年はどちらが勝つのか……。

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