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呪いの馬と主人

あらゆる生き物は産まれを選べない

馬だけに産まれは選べないってな

それはさておきワシは呪われた馬や。

だって白馬から産まれた謎の黒馬。

それに頭も良くて喋れる。

最高やと思うか?

否最悪や。

どこから黒い毛並みはやってきたのか

なぜ人間の言葉を喋れるのか

そんなもんワシにもわからん

ワシにもわからんもんを他人である人間はもっとわからんやろ?

だからワシは不吉な馬や悪魔の馬とよばれた。

ワシもそうやと思う。

だってワシを産んだせいでオカンは死んだ。

よくある話や

でもたまったもんやない。

こんな呪いの馬を産んで死んでしまったオカンは不憫でならん。

なんでワシは産まれたんや?

そう自問自答してきた。

そんな時ワシはご主人と出会った。


「この馬いくらですか?」


「この馬を買うのか?止めときな!こいつは呪いの馬だ!!」


その通りワシは呪いの馬

それにお前みたいなガキに仕える気なんかないわい!


「そうですか……やっぱり買います!!それを知ったらあの人もっと気に入りそうだし」


そう言ってこいつはお金を牧場主へと渡した。

意味わからん。

呪いの馬を気に入る?

そんな変人がいるもんか


「それにこの子は呪いの馬なんかじゃありませんよ なんでかわからないけどそう感じるんです」


なんやそのスピリチュアルな理由。

そんなんで買われる身にもなってくれや

本当は嬉しい。

意味わからん理由でも自分を評価してくれる。

それがどれだけ嬉しいか

馬としての才能も力も無いと思ってたワシを

だから少しコイツについてってみようかと思えた。

面白そうやしな


 ワシはあのガキに連れられある家に着いた。

その家はボロ家で黒い。

まるで魔女の家

ある意味ワシにはピッタリや。

魔女には呪いの馬か……

少ししてそこから出てきたのは黒い服に身を包んだ少女

その少女はワシを褒めちぎった。

素晴らしい毛並み 素晴らしい目 そして毛色

ワシのコンプレックスをや。

嫌味か!!

ワシはそれに怒り少女を蹴り飛ばした。

アカンやってもうた!!

と思ったがピンピンしている。

なんやこいつ

とりあえずもう少し蹴っとこ。

ワシは少女を蹴り続ける。

そうすると少女は怒り黒いオーラをだしはじめた。

やっぱり魔女やんけ!!

魔女の実験台にされてたまるかい!!

ワシが抵抗を続けていると土下座しろと言い始めよった。

アホか

馬が土下座なんかするかい!

そもそも出来へんわ!!

そのアホな条件に興奮したワシは喋ってもうた。

そうすると奴らはワシを解体するとか言い出しよった。

……それもいいかもな

呪われた馬のメカリズムがわかりワシのような馬は産まれへんようになるかも……

そう思っているとガキがワシを庇いよった。

意味わからん

お前みたいなやつがワシを庇う?

見た感じ凄い弱いのに

本当は強いんかと思ったが魔女への態度でそれは違うとわかる。

ならなんでや?

訳がわからんかった。

金が勿体無いと言っとるがワシはそれが本心や無いと分かる。

ワシは天才馬やからな

それぐらい顔を見たらわかる。

というかこいつ嘘が下手。

顔に出てまうねん

魔女達も分かってるんやろう。

ガキの言葉で止めよった。

ワシはこいつがわからん

でも命の恩人なのは確かや

とりあえず主人と認めたる……ありがとうな


「ん?なにか言った?」

「なんもあらへん!!もうすぐ森でっせ!!」


そう言ってワシは仮の主人達を乗せ森へと向かう。

この時はまさか永遠の主人になるとは思ってなかった。

馬生ってわからんもんやなぁ



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