幸せはいい睡眠に
7月29日
朝の8時頃に目を覚ましてから昼までベットの上でスマホを眺めている。たまにヨシキくんにメッセージを送ろうと、BAINを開いては迷惑かなと思いすぐに画面を閉じた。その後、気を紛らわすように動画配信を見ていた。そんなダラダラとした時間を過ごしている中、ふとヨシキくんに本を借りていたのを思い出した、読んでみようと本を手に取ったが、読み始めて10ページほど読んだタイミングで「ごめんヨシキくん、私には無理かも...」と独り言を漏らしながら本を閉じた。しかし、これもヨシキくんとの話題作りのためと思い、もう一度読み始めたが、気づいたら眠ってしまった。起きた頃には外も暗くなっており、部屋が真っ暗になっていた。1日を無駄にした事に少し気を落としながら自分の部屋を出てリビングに向かった。最近は1人でも寂しくなかったリビングも、今は何故か物悲しさを感じる。そんなもの寂しさを感じながら冷凍庫から焼きおにぎりの冷凍食品を2つ取り出し、レンジで温めた。すると、ヨシキくんからBAINにメッセージが来た。嬉しくなってしまい、すぐにスマホを手に取りヨシキくんに電話をかけてしまった。
マエダ「もしもしヨシキくん?」
ヨシキ「うん。どうしたの?」
マエダ「あーえっと、電話の方が話しやすいかなって思って」
と少し照れながら話した。
ヨシキ「そうか、明日は何時くらいにしようか」
マエダ「11時とかならどこのお店も空いてそう」
ヨシキ「じゃあ11時にマエダさんの家に行くよ。そっちには安く売ってるところもあるからね」
マエダ「わかった待ってるね」
ヨシキ「それじゃあまた明日」
マエダ「うん、また明日」
そう言い電話を切った。そのタイミングで玄関のドアが開く音がした。少し疲れた様子で帰ってきた。
お母さん「ただいまー」
マエダ「お帰り、そうだ!今日の夜ご飯私が作るよ」
と自信満々で話すとお母さんは「...じゃあお願いしようかな」と少し不安そうな顔で話した。そんなお母さんに「大丈夫だよ、この前友達に教わったから」と言いエプロンをつけてお味噌汁と鮭のホイル焼きを作った。時間はかかってしまったがなんとか完成し、食卓で不安そうに見ていたお母さんに料理を出した。お母さんは一度唾を飲み込んでから「いただきます」と言い食べ始めた。
マエダ「どうかな?」
お母さん「うん...美味しい!」
マエダ「よかったー」
お母さん「うん!本当に美味しい!」
そう嬉しそうに話すお母さんに相談を持ちかけた。
マエダ「そう、実は料理を教わった友達にこれから定期的に教わろうと思ってて。その、出来たらでいいんだけど料理代としてこっちで食事買いたいんだ...無理ならお小遣いから出すけど...」
そう言うとお母さんは箸を止め「いいわよ!」と元気よく返答してくれた。
お母さん「お母さんは逆に食事代だけでいいのかなって思うけど?」
マエダ「そこは大丈夫みたい。その代わり食料代は2人分になるかも」
お母さん「わかった。そしたら今とりあえず一万円渡しとくね。無くなったらレシートと一緒に渡してね」
と言い私に一万円札を渡してから嬉しいそうに食べ始めた。私は「ありがとうお母さん」と言い、少しお母さんと話をしてから部屋に戻り眠りについた。
7月30日
服にカバン、財布もしっかり持ち髪も整えて買い物に行く準備はバッチリ。そう、鏡を見ながら確認してるとお母さんがニヤニヤした顔で部屋に入ってきた。
お母さん「おめかししちゃって何処か行くの?」
マエダ「友達と買い物に行くの」
お母さん「そっか、楽しんできてね。お母さんは眠たいからもう少し寝てくるね」
マエダ「うん行ってきます」
そう笑顔で返すとお母さんは笑顔で部屋を出た。すると、ヨシキくんから連絡がきた。
マエダ「もしもし」
ヨシキ「マエダさん申しわけないんだけど少しだけ時間がかかりそう11時10分には着くと思う。ごめんね」
と少し低い声で話した。
マエダ「大丈夫だよ、あ!そしたら今から私駅の方に行くよ。それなら多分時間ピッタリだし」
と言うとヨシキくんは申し訳なさそうに「ありがとう、それでお願いします」と話した。それに対し「大丈夫だよ」と言い電話を切った。その後カバンを持って「いってきまーす」と言ってから家を出た。
駅に着くと丁度電車も止まっており、少し待っているとぎこちない動きでヨシキくんがこちらに歩いてきた。
マエダ「おはようヨシキくん」
ヨシキ「おはようございます、時間に間に合わなくてごめんね」
マエダ「大丈夫だよ。それにしても動きがぎこちないけど大丈夫?」
そう聞くと「筋肉痛でね、でも大丈夫だよ歩けるから。それじゃ行こっか」と言い苦笑いした。しっかり立ててないし、腕も上げにくそうにしていてどう見ても無茶している。そんな様子でヨシキくんは歩き出すと急に止まって「動けないかも...」と言った。私はヨシキくんに「そこのベンチで一旦座って休む?」と聞くと「...うん」と言いゆっくり歩きながら日陰のあるベンチに向かった。
ヨシキ「ごめんね」
マエダ「大丈夫だよ、筋肉痛って言ってたけど結構ひどい感じかな?」
そう聞くと申し訳なさそうに「正直に言うとここまでくるのが限界かも...」と話した。
マエダ「それなら...」
と連絡をくれたら日にちも変えられるのにと言おうとしたが、多分、ヨシキくんは約束を破るのが嫌だったからここまで来たんだと思い「ううん、それならここでお話でもする?」と言い直した。
マエダ「ヨシキくんが嫌じゃなきゃだけど」
ヨシキ「マエダさんがそれでも大丈夫なら」
マエダ「じゃあちょっと飲み物買ってくるね」
と言い近くの駄菓子屋に向かった。そこで飲み物とアイスを買って、ヨシキくんに渡した。
マエダ「はいどうぞ」
ヨシキ「ありがとう、いくらだった?」
マエダ「いいよ、終業式の時に助けてもらったお礼だよ」
と言い渡すと納得してくれたのか笑顔で「じゃあいただくよ」と言いアイスバーを受け取った。それから2人でベンチに座り、アイスバーを食べながら話しをした。
マエダ「どうしてそんなに筋肉痛になっちゃつたの?」
ヨシキ「昨日、サエとタケシと俺でレウンドワンに行ったんだけどそこであの2人に合わせて遊んでたら全身筋肉痛になっちゃって。自業自得なんだけど」
マエダ「そうなんだ」
するとヨシキは「そういえば、マエダさんが家に来てくれた日に2人から俺の話し聞いたんだっけ?」と申し訳なさげに話した。そのことがすでに伝わってるのに少し驚いた。
マエダ「うん、ヨシキくんに何があったのか聞かせてもらった...ダメだったかな...」
ヨシキ「ダメじゃないよ、俺からしたらもう終わったことだし気にしてない。それにあの2人がマエダさんを信用して話したんだろうから気にしないでいいよ」
マエダ「うん」
そう言いながら下を向いているとヨシキくんは「ごめんいきなり変な話しちゃって」と言い笑顔で謝った。
マエダ「大丈夫だよ。むしろ聞いてくれてありがとう。これで私も気兼ねなく話せそうだから」と笑顔で答えた。
ヨシキ「ならよかった。俺もマエダさんとは気兼ねなく話したかったから」
マエダ「それにしてもサエちゃんとタケシくんはすぐにバレちゃったんだね」
ヨシキ「それに関してはあいつらがわかりやすいのが原因だな」
マエダ「確かに、あの2人は嘘つけなさそう」
そう笑って返すと「嘘つけないどころか自分でボロを出すからな」と笑顔で答えてくれた。
マエダ「あはは!そうなんだ。でも本当に大切なことは言わないよね」
ヨシキ「うん、だからあの2人は信用できるんだよ」
マエダ「そうだね。そうだ!話は変わるんだけど、もらったハンバーグすごく美味しかったよ!」
ヨシキ「それはよかった」
マエダ「いつか教えてもらってもいいかな?」
ヨシキ「もちろんいいよ」
マエダ「ありがとう」
その後も2人で3時間ほど話していた。気づけば14時になっていた。ヨシキくんの筋肉痛も少し回復しているみたいだった。
ヨシキ「今日はごめんね」
マエダ「ううん、大丈夫だよ。私、ヨシキくんと話すの好きだから」
ヨシキ「そうかならよかった、それじゃあまた明日」
マエダ「うん、また明日。もし動けなさそうだったら連絡してね」
ヨシキ「わかった」
とお互いに明日買い物に行く予定をしてから家に帰宅した。
家に帰宅してからはお風呂の湯船にゆったりと浸かった。
鼻歌を歌いながら今日はぐっすり眠れそうと思った。
最後まで読んでいただきありがとうございます。これからも2人の話と周りの関係を描いていきたいと思っております。




