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学校へいこう

‥‥未来人に加え私のトラウマの元凶達しかいないときた。

姉さんは一体何を考えている。私でなくても嫌がる‥

「ユウちゃん。前にここにきた時一体何があったの?体がすごい震えてるし

 顔も強張ってるよ」

知られたくもない。思い出したくもないトラウマ。それを語るにはもう少し

密に、隣の男に聞かれない場所で話したい。

「今それはごめん。話したくない。私のトラウマだから。時間をもらえれば話すから

 ほんとごめんなさい」

震えて上手く声が出せない。呼吸するのも苦しくなってきた。

すると腕から異常を示すアラームが鳴り出した。シルフィーが私の全てを握っているからだ。

「ユウちゃん。深呼吸して。落ち着いて。今は私たちしかいないから。

貴方は何ボッーと突っ立ているの!!水を早く持ってきて。」

シルフィーは懸命に声をかけながら、私を支えていた。

そんなシルフィーに体を預け、意識が失った。


目覚めれば日は上り朝となっていた。

隣にはシルフィーが手を握っていた。

「おはよ。ずっとそばにいたの?」と声をかける。

ずっとそばで慣れない人間界というのに懸命に看病してくれた。

ほんとよくできたお嬢様だ。

「ユウちゃん。その‥‥ごめんなさい。何も知らなくてその私

「いいんだよ」と私は被せるようにいう。知らないなら別に気に病むんで欲しくないからだ。

「顔に涎ついてるよ。ほら顔少し近づけて。」

枕にあるタオルをとりシルフィーの頬を拭いた。

「しっかりしてるのか、ドジなのか。ほんと見てて飽きないよね。シルフィーは

ゆっくり寝な。全く。」

他愛のない会話を楽しもうとしたら、ドアが開く。

「目覚めましたか。脈拍、心拍ともに問題はないと見受けられるため。早速これに着替えて下さい。」

天笠はクローゼットを開けた。目の前には四着の制服があった。

「この服はなんですか?」

「今日から通う学校です。」

淡々と説明を始めた。

「今、僕たちがいるのは日本の首都の東京。そして君たちにやってもらうのは武将達の説得。

 手段は問いません。僕は少し部屋から出ますので準備をお願いします。」

要は私にとっての悪夢の再開が始まったというわけだ。

ただの説得で終わらないのが現実というやつだ。せいぜい死者が出ないこと祈るばかり

淡々とカーディガンとスカートを着る。

シルフィを起こし、着替えさせて2人で学校へ向かう。

外へ出る前に連絡ツールとしてスマートフォンを渡された。

朝に食べるご飯は学校へ行きながら。考え事をするのに効率的だが隣にいるお嬢様はこう言う

「はしたないのでやめた方がいいよユウちゃん。考え事をするならクラスの発表が終えてからでも

 できるでしょ?」

地球に来たことのないお嬢様のくせにやけに詳しいなこのお嬢様。

「シルフィーは1回も地球に降りたことないのにやけに詳しいんだな。」

「ある程度は聞きましたからあのくそ男に。もうすぐ学校です。さぁ行きましょうか。」

この校門を通った事を私の人生の中で1番の後悔だ。引きこもりになればよかったと思った

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