転生は友人とともに
まさに奇跡とも言える瞬間だった。
姉の元に来る執事らしきものは姉にマイクを渡した。
「ほう。貴様はかの有名なハーネット家の御令嬢ではないか
聞くところによれば、貴様はこいつの幼馴染らしいが
本当にできるのか?」
ふざけるな!舐めているのか!!そんなやつに任せるな!!など
ヤジや彼女に罵詈雑言が飛ぶ。
「ハーネット家の家訓!!できないことはしない。できることは堂々とする
今後、私に対する侮辱は不敬罪として厳罰に処すことになるがよいか!!!」
民衆を黙らし続ける。
「良いか!愚民ども。私と彼女は児子の頃から一緒にいた。彼女について知らないことは
何もない。たとえ何年会っていなくてもそれは変わらない。試しにスリーサ‥‥「お願いだからそれはやめろ」
私のスリーサイズが全国民に公開処刑を喰らうとこうだったので制止した。
「よかろう。貴様にこいつの生殺与奪の全権を預けよう。」
「全ては貴方さまのため。いえ、この方のために全力を誓いましょう」
「皆のもの!!祝福を捧げるのだ!!」
そして公開処刑の時間となった
転生のやり方は至ってシンプル。それは首を落とすだけ。つまり「死」による転生。
2人は並んで首を落とされた。
姉とともに行くよりはだいぶマシなのかもしれないと思った。