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倉敷波

20年前の2080年の出来事です。

 倉敷波は、東京都内で弁護士をしている。腕はかなりあり、予約がなかなか取れないで有名な人気の弁護士。


そんな波のもとに依頼のメールが届いた。


「波さん! あの大手の製薬会社の社長からの依頼ですよ! これは、金儲けできる予感です!」


波の秘書である、紗良さらが目を輝かせながら、波に話す。


ぴょんぴょんジャンプして飛び跳ねる様子はまるで小学生のようだった。お調子者の紗良は、金に目がないのだ。


「金儲けだなんて、失礼よ。私たちは人助けをするためにこの仕事をしているのだから」


「そんな人、波さんだけですよ。多くの弁護士は金儲けのために仕事してます」


「まーったく、紗良ったら。湊に悪影響だから、そんなこと言わないでよね」


波の目の前で、おままごとをしている小学1年生の湊の方を見て、波は話した。


「湊ちゃんに悪影響はまずいな。この天使のような可愛らしい湊ちゃんが、私のようになってしまったら悲しいもん」


「自分でそれを言うな。紗良は、優秀でお調子者で面白い人だからそんな悲しいこと言わないで」


「それ、褒めてます?」


「褒めてる褒めてる」


そう言って、波は湊とおままごとを一緒にし始めた。


「ママは、買い物にきたお客さんね。はい、これ持って」


湊はそう言って、人参のおもちゃを渡す。


「お店やさん、この人参くださいな」


「はい。ぴっ。1000円になります」


「え、人参1本1000円!? たかっ!」


「この人参は高級なのです」


「そうだったんですね。はい1000円です」


波は、すっかりおままごとに夢中になっている。


「波さん、桜井要からのメール読みますよ。こういうのは早く返信しなきゃなんですから」


「はいはい。どうぞ」


波は、嫌々ながらも、メールを見る。


メールには、こう書いてあった。


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