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嵐の前の静けさ

「はぁ~(溜息ばっかりだよなぁ~)一体どうしろと言うんですか?」

『その事に関してはどうする事も出来ませんが、忠告する事は出来ます、

今はおなべ状態ですが(誰がおなべじゃぁ~~!!)今後男性口調や仕草で

は要らぬ懐疑的な詮索や質問を躱しきれなくなる恐れが有りますし生活環境、

習慣、様式も変わりますので留意が必要です。』

(ヤベ~すっかり忘れてたよ~)

目線を一瞬下に向けてから返事を返した。

「留意しておきます・・・」

『其れから、もう一つなのですが、これは魂に纏わる話ですあの時の魔法陣

は転生魔法陣でした、然し貴方は転生していません、転生とは新しい躰に魂

が宿るものなのです。』

「あっ!この躰の元の持ち主の魂が私の中に有る訳か?じゃあもう一つは誰

のですか?」

『貴方が助けた女性のものです』

「じゃあ彼女は亡くなったとでも言うんですか?」

『いいえ、ピンピンしてますよ、多少擦り傷は付いたみたいですが』

(良かったぁ~これで一つ心配事が減ったわぁ~)

「ん?それなら何故彼女の魂が?」

『話が戻りますが、転生魔法陣は一瞬で完了する訳ではないのです記憶、精

神情報体、肉体構成情報と順に読み取っていくのです、あの時貴方は彼女の

精神情報体を読み取っている時に彼女を魔法陣の外に突き飛ばしてしまった

のです、因みに向こう側の彼女の記憶と精神情報は、チョットド忘れしちゃ

った~テへッ”!位には薄くなってますがちょっとしたきっかけで再定着する

ので問題ないでしょう。

行き場を失った彼女の魂が貴方の魂に這入り込んだ事は驚愕ですが相当以上

の親和性と魔法陣に飛び込んだタイミング、貴方の躰が使い物にならなくな

った事、それに私の拙い魔法の賜物だと思います。』

(お・ま・え・のせいかよ!!)

『それと、これは話すかどうか迷ったのですが、背に腹はかえられないので

話しておきますね、今後の指標や指針になると思いますから』

その時、最後のこの話が一番の無理難題だとは思ってもいなかった。




伏線、ちょっと回収しましたが、まだまだ有りますよ~

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