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彼に出来た事 彼女に出来る事

18日 今日は寝坊する事無く無事に出社した。

朝の身支度は任せっきりだったので少し戸惑ったが出社に影響する程では無

かった。

”わたし”の寝坊癖を直す為なのか、呼んでも”彼”は起きてはくれなかった、

今度起きたら文句を言ってやる、そんなに駄目駄目女じゃ無いんですからね。


何時もの如く店番をしていると、昼過ぎに豪奢な馬車が店先に止まり如何に

もな服装の彼女が降りて来た、淑やかな所作で店内に入ると開口一番こう言

った。

「御店主様は御在所でしょうか?」と。

『少々お待ちください』

そう告げて”わたし”は即座に”これは”わたし”でない方が良いと判断し”アン

ジュ”を呼びに奥へ下がって交代する事にした、後で聞いたがどうやら帝国

の姫君だったらしい、”わたし”の勘が働いて交代したのはナイスプレイだっ

た、奥の事務所で休憩がてら紅茶を飲んで一息ついて思い返した。

(あの時、何故アンジュを呼んだ?何故?どうして”彼”を呼ばなかった?

”彼”を呼ぼうなんてこれっぽっちも思わなかった?何故?・・・・・

セリアは悪い予感に襲われ”彼”を起こしに掛かった。

ねえ? 起きて? 御願いよ?  起きて?!

起きてよぉ~!・・・・・・・・・・・・・・・・

御願いだから起きて!?ねえ!起きてってば!起きてよぉ~!!

どうして起きてくれないのよぉ~~!!!御願いだから!

わたしをひとりにしないでょ・・・)

わたしは焦躁してしまいその場で泣き崩れてしまった。

暫く泣いていると、従業員が気付いたらしくアンジュを呼んだらしい、暫く

の間そっと寄り添ってくれたアンジュに落ち着きを少し取り戻した”わたし”

は考える事を思い出した、(”彼”は問題が起きた時はちゃんと系統立てて答

えを洗い出していたではないか、思い出すんだ、今日までの事を。

”彼”はどうしていた? 何かをしていた、 何をしていた?? 

”彼”に出来る事は何だ??心の中で? 自分で自分を? 弄った??

 どう弄った? 弄ったらどうなる?

わたしが・・わた・し?? 何故? あたしが”わたし”と呼んでいる??

・・・”彼”が 同化して・いる??

(おい!!女神!!!聞こえてるんだろう!!!出て来い!!!)

・・・・『そうポンポン呼ばないで貰えませんかね~私も忙しいんですよ~』

「そんな事は後だ!彼が出て来なくなった、何か心当たりはないか?」

『えっ?そうなんですか?どれどれ!?あちゃ~自分で自分の心を削っちゃ

ってますね~削れる限界まで。少しずつ削って貴女の心に溶かして行ったみ

たいですね、貴女の意識が上位になる様に。もう自力では無理でしょうね~

抵抗も出来ないでしょうから自然と貴女の心に溶けて行くだけですね~』

「何とか彼を元に戻す事は出来ないのか?」

『私には無理ですね~そんな権限も無いですし~』

「・・・お前には?無理・・・権限が無い?!と言う事はお前じゃ無くて権

限が有れば出来ると言う事なんだな?」

『鋭い突っ込みですね~神様は嘘はつけませんからね~否定はしませんよ~』

「誰が出来るんだ?」

『そりゃ当然私の上ですよ~』

「と言う事は統括神だな!じゃあそいつを呼んでくれ!」

『な~に言ってんですか、呼べる訳無いじゃないですか~私の上司をよ・び

・つ・けなんて出来る訳無いでしょう?私の首が飛んじゃいますよ~』

「役立たずが!じゃあわたしが神依の儀式で呼べばいいんだな?」

『そうですね~貴女は統括神様の巫女ですから、呼べば当然来ますよ”この

地域に居れば”ですがね』

「来るまで呼び続けてやるさ、来る気になるまでな!!」

『頑張ってくださいね~因みに隣の人は時間が止まってますけどこの空間を

閉じたら元に戻りますから御安心を』

そして私は統括神を呼び出す準備を始めた。



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