斥候
昨日、家族3人はあたしの出撃を認めようとはしなかった。
それを無理矢理押し切る形であたしが出る事にして話を打ち切り出て来てし
まった。
多分父は母に出て欲しかったのだと思う、それを察した姉が手を上げたのだ
、そのどちらもあたしには断じて認められない、もし命に関わるならば尚の
事だ。
10日、まだ日も昇らない内に国の要請で出掛けるので暫くは出社出来ない旨
の手紙を商会に置き王都を出た、朝早いのでまだ誰も居ないが何処に人目が
有るか判らないので暫く歩く3ルーク{3km}程歩けば緩い丘に隠れて見
えなくなった、その為に出撃した訳では無いが折角出掛けたので試しておく
事にした、そう車である形は好みで◯マーH2風5人乗り荷台付、ハンドル
から魔力を流しアクセルペダル踏み込めば動く、魔力が無い人でも魔力バッ
テリー搭載なので普通に動く様になっている、先ずは魔力を流さずアクセル
ペダルを踏み込む。
「おぉ、動く動く!」一旦止めてスイッチを切り替えアクセルペダルを踏む
、が動かない、徐々に魔力供給量を上げていき60km位で走り始めた。
「このペースなら2時間掛からんな」
快調に走りアデーナが見えた、このまま通る訳にもいかないので、大きく迂
回しイネスを目指す、場所はイネスと言われたが別に町で無くても良いので、
イネス北方5ルークに停めた。
日も長くなっているのでまだ6時頃だが、暫くは暇だろうから朝食を摂りな
がら双眼鏡を創ってみた。
キャンプの様で焚き火を焚きたいが狼煙を上げる訳にはいかないので我慢し
た。
一応イネスを外した範囲にして1発索敵を打つ・・・流石に獣位しか居ない
最初の内は時計と睨めっこで30分毎に索敵していたが嫌になってきたので
時計を1つコピーし弄くり倒して30分於きにアラームが鳴る様にした、こ
れで他の事をやっていても忘れる事は無い。
なので索敵を打つ間に拳銃の弾を創る、精密な1発を取り出しそこから10
発をコピー、その10発を更にコピーを午前中繰り返した、20,000発近く創
ったが流石に飽きて止めた。
試しに1発撃って見たが炸薬では無いので”バキューン”といわないのが悲しい
サイレンサー付みたいな音がする、但し射程が長い分反動は凄い、慣れが要
りそうだ。
索敵は夜10時までやって車を出して結界を張り5時にタイマーをセットし
て寝た。
ハ◯ーH2のリアシートは横に楽々寝られます、ハイッお休みなさい。
で、翌朝11日、朝起きると結界に兎を持った誰かが張り付いてた、ビックリ
したが何処かで見た事が。
車から出る前に探索を1回打っておく、人が居るので収納せずに車は放置し
結界を解いた、近づく姿に思い出す、前に”カレンダー”の事を聞きに来た人
だ、名前は知らんが。
『アンタ速いな~追い付く所か離れて行くもんだからビックリしたぜ!』
と、いきなりな言い分に”エッ?”と驚いてしまった。ので何げに聞いてみた。
「何処から追いかけて来たんですか?」
『そりゃ王都からに決まってんだろ!』
と軽やかに笑っていやがります。
その後兎を焼いて朝食とか言いやがりましたので兎を預かって朝食を奢って
あげました。
(あぁ~面倒臭い事になったなぁ~)
夜にもう1話アップします。




