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魔法 キター!

一心地ついた後、ユリアがハーブティーらしき物を煎れてくれた。

薄茶色で緑色の葉が一枚浮いている香りはジャスミンの様な香りが仄かにす

るが 微妙に違う様な気がする。

少しカップの中を覗いている様な仕草に気付いた彼女がおもむろにカップの

上に 手を翳すと何やらブツブツと呟き始めた。

なにを?と思った瞬間彼女の手の平から淡白く煌めくボールの様な光がカッ

プの 中に溶け込む様に消えていった。

その様子に目を見開いていると優しく微笑みながら彼女はこう言った。

「回復の魔法を掛けておくわね」

えっ?魔法ですか?既に女性の躰に成っている時点で驚愕し過ぎているので

さし て驚きもしないが何故飲み物に?アニメも結構好きなのでファンタジ

ー系なども 観ていたが直接身体に掛ければいいんじゃないのか?そうすれ

ば直ぐに回復して 手っ取り早く済むのでは?

社会人として、ホウ・レン・ソウは弁えている

 疑問が在れば質問!・・・恐る恐る控えめに聞いてみる

「あの~・・・何故飲み物に掛けたんですか?」

「あぁ~貴女はまだ知らなかったかしら?そう言えば回復魔法は余り得意で

は無かったものね?」

そう言うと得意そうな顔で教えてくれた。

「じゃあ教えて上げます、戦闘時などは普通に直接掛けます、これは時間的

に間に合わない場合が有るからです。

ですが基本、回復魔法というものは二つ在ります、一つは治癒、壊れたり疲

弊した細胞を再生するものです、そして、もう一つは時間遡行、細胞間では

再生出来ますが欠損紛失した場合治癒では治りません。

その場合は時間遡行になります、超高等魔法ですね。

指位なら私も出来ますが、それ以上は魔力が保ちませんそして先程使ったの

が治癒魔法です、あくまでも〖再生〗ですので再生速度を超高速化している

に過ぎません治癒力は本人に依存しています、それを高速化している訳です

から其れなりに本人の躰にも負担が掛かります、病人などは、治癒力、免疫

力共に低下していますので直接掛けると負担が増します、合併症などを引き

起こさない様に摂取物に掛け、

体内よりゆっくりと吸収することで負担を減らす様にするのです、解りまし

たか?」

ニッコリと笑ってこちらを見ているので

「ありがとうございました」と、

お辞儀では無く微笑みながら小首を傾げてみた、ここは多分日本じゃ無い・

・よね?

気を取り直してハーブティーを頂いたら少しヌルかったやはりお茶は熱いの

に限る・・・・

日本人なんだなぁ~と、ティーカップを見詰めながらつくづく思ってしまっ

た。






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