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追憶

暫く23時に1話アップが続くやもしれません。

今日二十三日に冒険者ギルドの向かいに在る酒場兼食事処が復旧作業が終わ

りオープンすると聞きアリエスと晩ご飯を食べに行く約束をしている、配給

食も飽きてきていたので丁度いいタイミングだ、とは言え朝から晩ご飯の話

では母に笑われてしまうので、エルザ商会へ仕事に行ってくると言いテント

を出た。

道すがら城下を眺めながら歩いて行く、向こうの世界より復興の速度が異様

に速い、ドワーフの魔法大工がテキパキと瓦礫を片付けて行く、やはり魔法

が存在する事が非常に大きい、物を動かすと言う事象改変は無属性魔法に属

する、魔導も錬金術も無属性が根幹である。

早く元の綺麗なアルリア王国に戻って欲しいものだ、そのアルリア王国が建

国したのはこの地域に各種ダンジョンが在ったからだ。

王都を中心に半径百五十ルーク以内にこの世界の魔法属性を持つ総ての深層

ダンジョンが揃っている。ダンジョンは、土・火・水・風・光・闇・雷・無

の八種類有り、あるダンジョン内で土魔法を使うと土魔法の経験値の蓄積が

非常に高いと言う様な特性を持っていた為、この世界の魔法の源だと考えら

れている。


あたしが生まれたルドの森の近くには(とは言え60ルーク離れている)

ノームと言う無属性のダンジョンが有り、隣に町が出来ていてそのダンジョ

ンには足繁く通ったので今のあたしが在るのだが。

当時はギルドに登録はしておらず魔物が売れる物だとは知らなかったのだ、

アリエスに出逢ってその事を知り登録はしたが成りたいものに成ってしまっ

たのでダンジョンには冒険者としては潜っていない、無属性以外はカンスト

していないのでいつかは上げたいものだ。

などと考えながら歩いていたらエルザ商会に着いていた。


二階へ上がると会頭室の扉が開きっ放しで幾人かの従業員が右往左往してい

た。

室内から従業員に指示を飛ばすエルザの怒鳴り声が聞こえて来る。

(朝だからこんなもんか?)と思い暫くその場で落ち着くのを待っていた。

案の定、少し経ったら最後の人が扉を閉めて降りていく、すれ違いしなに会

釈をされ促されたので部屋に入るとソファーに座るエルザと紅茶が二つ、既

に置かれていた。

(さっきのは”出来る人”だったんだな)と感心してしまった。

”おはよう”と憮然とした顔で言われたので少し笑ってしまい”大変なんですね

”と挨拶代わりに返してしまった。

今日は何処ぞのパーティードレス風、切れ長の眼には縦巻きロールが似合い

そうだ、こちらに矢面が向かない内に話を切り出した。

「野菜の方はどうでしたか?」

着席を促され席に着くのを見届けてから返事があった。

『その件は、朝確認が取れましたわ、上手くいった様よ、有り難う御座いま

した』

よそよそしい言い方でこちらを見詰めて何やら思案顔だ、お嬢様座りを止め

椅子の背もたれに寄り掛かり徐々に視線が逸れていく。

この一連の仕草にあたしは気付いてしまった。

(これは丸投げの何かがくるんだろうな~)













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