浴室にて
ユリアに手を引かれ脱衣室に、そのまま浴室に放り込まれて5秒もしない
内に真っ裸のユリアが入ってきた(速い!!)
『さぁ、そこに後ろ向きに座って』
言われるがままに椅子へ座り(ケロヨンみたいな椅子だった、木製の)
『じゃあ、頭から行くわよ』
と言われいきなりお湯をぶっ掛けられた、入った時にチラリと見たがヘチマ
(多分?)と小桶が二つ並んでいて一つは乳白色の半固形物、もう一つは乳
白色の液体が入っている、前者は石鹸、後者は多分、糠だリンス代わりなの
だろう。
案の定石鹸を頭に塗りつけられ、ガシガシ洗われ首の辺りで一旦終了回れ右
して前を向きで桶中に髪を入れて洗った後ザッパリ流され糠を付けてタオル
で巻き上げ一旦終了(ロンゲ?は大変です)
次は体です、背中は御願いしましたが、前はちゃっちゃと自分で洗いました
とも、自分で!変な気なんか起こしませんよぉ~?姉がい・ま・す・か・ら!
ユリアと交代し、背中を洗った後あたしは湯舟にザッパ~ンです。
タオルで顔を拭きたくなったが我慢、我慢。
暫くして交代する時に、糠を洗い流して貰い、またタオルで巻き上げあたし
は終了、浴室を出ると着替えが置いて有ったが下着は無かった、替え着は袋
に穴、それを被ってベルトで留める。
完全に家内専用みたいだが、散歩の時にそんな感じの人がチラホラ居た様
に思う?お風呂から上がり自室の椅子に腰掛け窓から入る程良い夜風に暫く
当たっていたら、お声が掛かりました、晩御飯タイムです。
(今日は何だろなぁ~)と思いつつテーブルに着くと木製の深皿に白いスー
プの様な物と定番の生野菜サラダ、こちらでは神様に祈って食べる風習は無
いみたいなので(いただきます)といつも心の中で手を合わせてから食べて
ます。
では実食です、あっ、思ったよりとろみが有り中身はこの世界初の”穀類”で
す、粒が大きいので米か麦(この間の雑炊みたいなのはノーカンですね、殆
ど粒じゃ無かったし)の様な物だとするとスープドリアみたいな物ですね、
なかなかいけます、サクサク食べていったら葉っぱが出てきました、やっぱ
りお乳のスープなのでローリエみたいな臭み取りを入れたんですね、流石は
エルフの里ハーブがたんまりです。
残るはお茶です、ハーブティーです、これも一発で判りました、ローズマリ
ーです。
女性にとっては美容の友、美肌効果です、美味しいです~。
今日は結構動き廻ったので早めに休む事にします、おやすみなさい~
あっベルトを外すのを忘れてました、昨日は外さずに寝ちゃったので今日は
外して改めて、お休みなさいませ。
珍しくこの章には伏線が存在しません。