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準備と行動

 頭は混乱しているが、何はともあれ姉には逆らえない。行くしかない。

 姉の所へ行くだけだし身支度なんて適当でいいだろう。服に着替えて、財布・煙草あとはいらないな。

 玄関で家と車の鍵をとり⋯⋯

 あれ? 車の鍵違くね?


 もう知らん! いちいち気にしてたら前には進めない。


 やっぱりだ。車庫にある車が以前の車だ。。

 タイムスリップしたと考えるべきなのか。だとしたらスマホが説明つかん。姉に相談をしよう。


 家から姉の家までは車で30分程で着くのだが、やけに道が空いていた。まるで深夜に走っているかのように、違和感だらけの世界で情報量が多すぎる。


 チャイムを鳴らすと姉は出てきたが、あれ? 珍しく化粧でもしてる? 妙に若く見える。これ、買い物じゃなくて浮気なのでは? そんな姉は何故か不機嫌に腕を組んでいる。


「ねぇ遅いけど」


「いや、道が空いてたからかなり早くついたはずだけど」


「は? なんで車できたの?」


「なんでってなにが?」


 姉がおかしいのか、俺がおかしくなったのか。会話がさっきから噛み合わない。


「テレポートすればいいじゃん。何? このあと車でデートでもするの?」


「テレポート?」


「ねぇ、お前今日おかしいけど」


「あー⋯⋯そうね。とりあえず聞きたいことがあるから上がるわ」


 まずは落ち着いて会話をしたかったし、それ以上に確かめなければならないことがあった。

 玄関を入りリビングへ向かうと、そこには赤ちゃんがいた。

 赤ちゃんの時の遊佐が寝ていた。


 俺は大きく目をつぶり、頭を抱えながらしゃがみこむ事しか出来なかった。


「ねぇ、ホントになんなのお前? なんかあった?」

 流石の姉も俺の通常とは逸脱した姿を見て心配そうに声をかけてくた。


「あったよ。とんでもないものが⋯⋯あーっと、どこから話せばいいか。簡単に言うと、ほぼほぼタイムスリップしたと思う」


「は? なにそのスキル? 聞いたこと無いけど。ユニークなの?」


 姉の口からテレポートだ、スキルだ、ユニークだ。聞いたことが無い単語が出てくる。


「いや、まず聞きたいことが山ほどあるんだけど、スキルって何? テレポートとかもそうだけど」


「何いってんのお前は。学校で習ったでしょ? ボケてんの?」


 学校で習った記憶なんてねーわ。


「いや習ってねーよ。いいや、とりあえず最所から話すわ。じゃないと話し進まないし」


「え、いいよ。お姉ちゃん遊佐が起きる前に買い物済ませたいから」


 そういうと『じゃ頼んだ』と言われ姉が目の前から消えた。光の粒子が弾ける飛ぶように、何かは知らんがそんな感じで姉が消えた。


 ただ待っていても仕方ないので、スマホで【2019年 出来事】とかで検索をするが、マンションやお店なんかの建設予定日とかしか出てこない。ちょっと前に流行った子役を調べてもヒットしないし、最近の曲名を調べてもヒットしない⋯⋯


 その代わり、【スキル】と検索をかけてみると、大量に出てきた。あわせてテレポートを検索すると【テレポートに来る瞬間に水をかけてみた】とかの動画がいっぱい出てきた。


 流行ってんだな。テレポートって⋯⋯


 もうダメだ。これ以上調べてても頭が痛くなる。姉が帰ってくるのを素直に待つことにした。



 しばらくすると、シューンみたいな音が急に聞こえだし、光の粒子が集まり出した。

 あ、これさっきの動画で見たやつだ。


「ただいま、遊佐平気だった?」

「寝てるだけだったから」

「あーね」


 そう言うと冷蔵庫に買ってきた食材を入れ始め、終わるのを待つことにした。

 なんか食材が宙を舞いながら冷蔵庫に入っていく姿に驚いていただけかもしれないけど。

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