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おそらく平行世界に生まれ変わりました  作者: 水島 香
原作前
8/19

修行がしたい

したいだけで出来る訳ではない

優(と呼ぶようになった)と友達になってから1ヶ月程がたった。優は、コミュニケーション能力に優れているようで、かなり友人が多い。そんな優の近くにいる俺も、必然的に友人が増えていった…………と思う。友人と言わずとも、話を出来るくらいの子供は多い。それは、子供同士で固まっていられると言うことで、その保護者達の会話もある程度聞こえると言うことになり、こそこそは情報を集める事が出来た。とは言え、テレビや(隠れて読んでいる)新聞から得られる情報の方が良質だ。保護者の会話は、その家庭,主の極僅かな情報(というか愚痴)なので大半は大したものではない。しかし、たまに面白い情報や噂話が聞こえてくるので耳を傾けている。そして、家では良く書庫で本を読んでいる。重点的に読んでいるのは、[悪鬼][滅鬼][天力]のことだ。機会があれば調べたことを話そう。なので今は、どんなことが書いてあったのかだけ……まず[悪鬼]について。どんな存在なのか。見た目はどうか。弱点は何処か。どんな種類があるのか。何処からやって来るのか。など

[滅鬼]については余りなかった。小学校で基本的なことは学ぶらしいし、常識的なものらしいのでそんな書物はないのだろう。

[天力]はかなりあった。というか、レポートのようなものが沢山あった。なので今熟読している。子供一人でこの力(天力)を操作する練習もとい訓練をするのはざっと読んでみただけでも危険だと感じたからだ。なので今は、力の理解から始めることにしたのだ。


「と言っても、これを理解しきるのにどれくらいかかるかの予想がつかない。流石に一年以内にはある程度理解は出来るだろうけど…………。まぁ、天力と一言で言ってもこの力は応用が出来すぎる位に出来るんだよねぇ。だから体にこの力を馴染ませたい。だから実際に試すべきなんだけど…………やっぱり、誰かに見てもらった方が良いよな~」(かなり拙い口調で)


なので天力について教えてくれそうな人を探さないといけないと思うのだが、自分で探すなど不可能だ。故に、恵さんに相談するしかないが、相談したら止められそうな気がする。と言うことは他に頼れる大人はいない。と言うか相談したくない。


「…………どうしよう」


結局、就寝時間(恵さんに決められた)になっても良い案は思い付かなかった。

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