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おそらく平行世界に生まれ変わりました  作者: 水島 香
原作前
4/19

いざ行かん! 幼稚園へ(1)

まだ幼稚園にはいかないよ。

次回は入園するよ!

今日は、待ちに待った入園式だ。両親は案の定来れないらしく、使用人が一人と護衛が三人ついてくることになった。前世ではボディーガードをしていたため、なるべく護衛のしやすいような位置にいることを心掛けて行動するつもりだ。


「快斗様,お時間です」

「はい。いまいきます」


そんな事を考えていると、いつの間にか時間になっていたようだ。


「快斗様。何度も申し上げておりますが、私達に敬語は必要ございません」

「あぁ……。ごめん,そうだったね。きをちゅ……つけてはいるけど、つい」


何度か言われてるけど、年上に敬語を使わないようにするのは難しい(あと、噛まないように気を付けるのも……)。この考えをこの年でする事がおかしいのはわかっているが、幸いなことにこの年で礼儀作法を習っているお陰か、大して気味悪がられてはいない……と思う。ただ、たまに


「流石は玖城家のご子息だ」


とか


「玖城家ならこのくらいは当然だ」


等という声が聞こえてくる。


(普通なら本人を褒めるところだろ)


とか思っていたが、中身が中身であるため俺自身褒めて貰いたいとは思えない。そして、よく考えたらこの年で敬語をある程度使いこなしているのに、玖城なら当然という雰囲気というのに驚愕した。そして思わず


「玖城は高スペックしかいない家なのか!?」


と叫びそうになってしまった。そして、名家は全体的にこんな子供ばかりなのだろうか? と不安になってしまった。後に知ったことだが、玖城家は、代々子供にどのように愛情を注いだらいいかが分からないという残念さんだそうで、必要以上に子供に厳しくし,その子供も無駄に高スペックなために、周囲も

『玖城ならこのくらい当たり前』

という雰囲気になるんだそうな。

それはともかく、やっと幼稚園に通うことになったため情報収集をしながら、出来れば友人も作っておきたい。普通の幼稚園児についていけるかは不安だが、ボッチになるのは避けたいのだ。


(一人くらいは友人になってくれる子がいるはず! 頑張って見つけてやる!)

どうでしたか?

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