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FINAL・Story 【姉と僕の異世界譚】  作者: 粗品はカラシ
8/8

episode8 君の名は?

前回までの”FINAL・Story”は.....


危なげ無く熊もどきを倒したシズクとクグイ


熊もどきに瀕死の重傷を負わされた子犬もどきのリュミの魔法にによって綺麗に癒されていた

熊もどきからの攻撃で瀕死の重傷を負っていた子犬もどきだったがリュミの魔法で傷が綺麗に治っていた。


「この子が元気になって良かったわ♪ 傷も綺麗に治って女の子だから傷が残ったら大変よね!? 本当にリュミは偉いわ~♪」


『えへへへ♪ ちょちょいのちょいで頑張ったの~♪ リュミは偉いの~♪』


「えっ!? この子犬は女の子なの? 何で姉さんは分かるの!? ってか、リュミ! ちょちょいのちょいで頑張ったって!? えっと、僕には意味が分からないんだけど?」


「何でって?」そう言うとシズクは子犬もどきの尻尾をヒョイと上げてクグイに見せた


「イヤーーーー!!! ね、姉さん!? ダメーーーー!!! 女の子にそんな事をしたらダメーーーー!!! スカートめくりと一緒だからぁぁぁ!!! セクハラで捕まるよぉぉぉーーー!!!」


「クグイ!? 大きな声出してどうしたの!? ビクッってしたわー 夢で落下した時みたいにビクッってしたわ!!!」


『そうなの~♪ ビクッてしたの~♪ 落下はわからないなの~♪』


『アン♪ アン♪』


うわぁー 分かりづらい例え.... 


「それでー クグイ この子の名前を考えないとね♪ 何か良い名前はある?」


「えっ!? また僕が考えるの!? 僕の名づけセンスは皆無だよ!? 良いの?」


「良い名前を考えてあげてね~♪ クグイが考えてる間に、わたしはこの子達の能力を確認しとくわ~♪ リュミあそこであそ....ゲフンゲフン、 能力の確認しようね~♪」


(姉さん、今、遊ぼうって言おうとした? つか、もう遊んでるし....)


『シズク~♪ みてみてなの~♪ 回転からの急降下ぁなの~♪』


「凄い~♪ 凄い~♪ リュミは運動神経が抜群ねぁ~♪ よし! 子犬ちゃん♪ リュミに負けないでねぇ~♪ はい、おすわり! おて!.....」


クグイ以外の三人?がキャアキャア言いながら仲良く遊んでいる。


一方のクグイは遊んでいる三人?を横目に、う~ん、う~んと唸っていた。


(う~ん? 子犬の容姿は白いからなぁー ホワイト? って安易だよなぁー う~ん 白=雪? ユキ=スノー? う~ん 白と雪で白雪? ってこれもなぁ.... 白雪姫=スノー・ホワイト? ながっ!?名前ながっ!? う~ん フランス語では何だっけなぁ? 姉さんなら分かるよね! 聞いてみようっと!)


クグイは才女のシズクに聞いてみた


「ね、姉さん、 教えて欲しいんだけど、フランス語で白雪姫って何だっけ?」


「おまわり~♪ 良い子ねぁ~♪ んっ? フランス語で白雪姫? 確か、ブランシュ・ネージュだったと思うわよ~♪ クグイ? ブランシュ・ネージュって長いわよねぇ!? 」


「う~ん 分かっているんだけど、リュミみたいに短くしようかなって思ってるんだ.... ブランシュ・ネージュだから、ブラン? う~ん ネージュ? う~ん シュネ? う~ん? う~ん? 」


『まだ悩んでるの~!? もうあきたなの~ はやくいこうなの~♪ ねぇ~ ランもそう思ってるなの~♪ 』


『アン♪ アン♪』


「ラン? 良い名前ねぇ~♪ よし! 今から君は名は、ランに決まりね♪」


「えええぇぇぇ!!! ランに決まりなの? そんな、あっさりと!? 今までの僕の努力が....」


クグイは両手両膝を突いて項垂れた。


「クグイ? 拾い食いは止めなさいって、前に教えたわよね? メッよ! メッ! 早くペッしなさい! お腹を壊すわよ!? あっ! でも胃薬は持ってると思うわ...持ってるはず?...たぶん?...きっと?」


『クグイ~♪ おなかへったの~? はちみつもらえるの~♪』


「そうなのー? リュミ、何処で貰えるの? 案内できる?」


『できるなの~♪ すぐそこなの~♪ こっちなの~♪ はやくいくなの~♪』


「待ってー姉さん! 熊公のドロップアイテムを拾わないと! 毛皮と爪と牙と胆嚢と.....」


『ろろっぷあいてむなの~? ろろっぷあいてむ~? ろろっぷ~♪ はちみつあじがすきなの~♪』


リュミさん? それはハチミツドロップの事なのかな? ってか何故にハチミツドロップなんて知ってる?


「クグイ~ 早く行くよ~ 措いて行くよ~ また迷子になるよ~ デパートで迷子になって、やっと見つけたら『おねえちゃま、おねえちゃま』って号泣してさ、ずーっと、わたしの手を握って、夜は『おねえちゃま、いっしょに寝て良い?』って甘えて「わーわーわーわー」...」


リュミの後ろを歩きながらクグイの昔話を暴露するシズク


「わ、わかった! 早く行こう! 行くよラン!」


『アン♪ アン♪ アン♪』


慌ててシズクに着いて行くクグイと、楽しそうにじゃれつくランであった

作者 :ランって名前が付いて良かったですね♪


ラン :ガウ!ガウ!ガウ!


作者 :えっと!?喜んでいるのかな?


ラン :ガウ!ガウ!ガウ!ガブッ!


作者 :な、なんで噛むの....



次回【一難去ってまた一難?】

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