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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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1話

業務終了時間を過ぎると、むつは切りの良い所で、仕事を終えた。やりかけの文章画面をさっとチェックし保存をすると、立ち上がった。


とっくに仕事を終えている颯介は、なかなか立ち上がらずに、パソコンをいじっているふりをしていた。山上はスポーツ新聞を読むふりをしながら、むつの様子を伺っている。


立ち上がったむつは、倉庫の中に入っていった。電気をつけて、内側からドアを閉めた。


「おいっ、何だあいつ。鍵しめたぞ」


「着替えでもしてるんじゃないですか?」


「着替えてどこ行くんだよ‼」


「自分で聞いてくださいよ」


「あーこんな時に祐斗が居たらなぁ」


山上はスポーツ新聞を置くと、そう呟いた。呟いた所で、日々学生として学校生活を謳歌している祐斗が、現れるでもない。彼は、基本土日しか出勤してこないのだから。


颯介も山上も落ち着かないのか、むつが入っていった倉庫の方を見ている。今の倉庫は、ただの倉庫ではない。仕事の資料や色々な物があるが、よろず屋で働く4人のロッカールームも兼ねている。

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