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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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8話

むつがロビーに戻ると、冬四郎と晃にぺこぺこと頭を下げている西原が見えた。


「何してんの?」


首を傾げながら聞くと、晃はようやく怖い顔を引っ込めた。そして、むつの元に寄ると顔や肩をぺたぺたと触った。


「あぁ、女の子なのに顔に怪我なんかして…痛そうだな、大丈夫か?冬四郎も西原君も役にたたなかったな、ごめんな」


「うん、痛いから顔も肩も背中も触らないで。あと、2人に居て貰ったから凄く助かったんだけど?怪我したのは、あたしの不注意だから、2人を責めたらいちにぃ嫌いになるからねっ」


むつが歯を剥き出して言うと、晃は悲しそうな顔をした。そして、図体に似合わずおろおろとしていた。


「ご兄弟では、むつが最強ですか?」


「まぁ、そうだな」


冬四郎と西原は、おろおろする晃を哀れむように見ていた。そんな晃を無視して、むつは2人の方に寄ると行こっかと言った。


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