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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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8話

明け方も近い頃、むつは祐斗に支えられるようにして、よろよろと劇場の裏口から外に出た。憔悴しきっている山上には、颯介と冬四郎が付き添っていた。


駐車場に向かいながら、むつは携帯を取り出すと藤原に電話をした。明け方だというのにも関わらず、怪我をした山上の治療を快く受けてくれた。


疲れきった様子で、6人が病院に着くと、それぞれかすり傷の手当をして貰った。そして、山上を入院させて帰ろうという時、颯介がむつも入院させるよう、藤原に頼んでいた。


人形に投げ飛ばされ頭を打ったり、かずえと頬の張り合いをしたり、山上に殴られたりしたむつも、念のため検査をという事だった。


「えーっあたしは良いよ病院嫌い帰って寝たい。そしたら、治るってば」


むつは抗議したが、それはあっさりと無視された。颯介と藤原の間で話がまとまり、むつは山上と同じ病室に泊まらされる事となった。



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