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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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7話

「こんばんは。いくら、興味があっても閉館後に来るのはいけないわ。それにこの前みたいに裏側に忍び込むのもね」


むつの持っていたペンライトは、その女性の顔を照らしていた。


「こんばんは。ごめんなさい、けどどうしても外せない用事があったもんですから」


「あら、用事?ここにかしら?」


にんまりと笑う女性の顔をしっかりと見ながら、微笑みを浮かべたむつは頷いた。


「先を急ぎますので…って言っても通してはくれない感じですね?」


「そうね。折角…あなたは禿と契約してるけど他の人はそうでもないし、契約せずとも身体が手に入りそうですもの。それにしても、源太。その顔は何?そっちの背の高い人の方が男前なのに」


「見る目あるなぁ」


女性が頬に手をあてて、がっかりしたように言うと、むつはうんうんと頷いた。後ろでは、冬四郎がむっとした顔をしていたが、颯介はにんまりと笑っていた。

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