表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
331/410

7話

「そりゃ…社長の為にとは思いますけど」


「どうなんだろう。自業自得な人が多いと思うし…けど、社長はそうじゃないからね。あんなのでも社長だし」


「嫌な仕事だ…って、誰か携帯鳴ってるよ」


むつがそう言うと、それぞれがポケットから携帯を出して確認したが誰のでもなかった。


「あたしか」


よっこらせ、と立ち上がると部屋から携帯を耳に当てながら戻ってきた。どうやら電話をかけ直しているようだ。


「あ、もしもし?何?…うん?いや、寝てたけど?はぁ……はっ?…うん、いやいいよ。気にしないで、うん…こっちで何とかするから。待ってて…いや、こっちこそ、ごめんね」


冬四郎の身体を押して、無理矢理ソファーに座ったむつは、わざとらしくこほんと咳払いをした。


「社長が脱走したって」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ