表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
326/410

6話

「三文芝居かよ」


「三文っていくらですか?」


西原が呟くと、首を傾げながら祐斗が聞いた。流石に分からなかったのか、西原は横に首を振った。祐斗は冬四郎と颯介の方も見たが、こちらも分からなかったようだ。


「現価にして100円ってとこかな?」


「って事は、500円の稼ぎになったな」


むつがあっさりと言うと、源太は機嫌よさそうに笑った。そんな、むつと源太のいつの間にか仲良さげな様子を他の4人は遠巻きに見ている。


「で、話がだいぶ反れてるけど…」


颯介が本段に戻るよう言うと、源太はきりっと眉を上げた。だが、すぐにへなっと困ったように眉尻を下げた。


「何だっけ?」


「何で、むっちゃんの暗示を解いたのか。困ってるのを助けたかった、ってだけじゃないんじゃない?」


「あぁ、そうそう。いや?それが本当だよ。むつはさ、自分の為に契約したわけじゃないだろ?下手したら取り憑かれて、自分が自分じゃなくなるかもしんないのに、他人の為にしか契約しないってのが気に入ったからさ」


「ありがと。でさ、契約なんてあってないような物って言ってたけど…実際に弱ってる人も居るわけ。どうにか出来ないかな?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ