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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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6話

「何してんだよ、お前も」


結局、西原に引っ張られてむつと祐斗は起き上がった。むつは恥ずかしそうに、えへへと笑っていた。


「冷やすの取ってくるよ」


冷凍庫から保冷剤を出して、部屋から持ってきたハンカチでそれを包んで西原と祐斗に渡した。


祐斗と西原はソファーに座って、殴られた所やぶつけた所を冷やしている。


「むっちゃん、これどうする?」


「縛っとこうか?動かないだろうけどさ」


そう言うと、リビングの棚から引っ越しの荷造りに使った紐を出すと颯介と共に人形の手足を縛った。


「気持ち悪いな…これと一晩過ごすの?」


「そうなるね」


「それにしても…偽者でもやっぱ宮前さんは強いんですね」


祐斗が染々と言うと、西原が祐斗の頭をぺしっと叩いた。


「人形だから、痛みもなく強いだけだろ…はぁ、何かイライラする」


「あ、俺もです。湯野さんと西原さんが、宮前さん殴りたいって言ってましたけど、俺も参加したいっす」


祐斗が言うと颯介と西原は、うんうんと頷いていた。



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