表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
293/410

6話

「んーっと…どこから話したら良い?」


「はい、はーい。むつさん、沼井から仕事2件受けたんすよね?もう1つは何すか?」


祐斗が挙手をして言うと、むつは冬四郎の鎖骨辺りに頭を置いて上を見た。冬四郎は渋い顔をして、西原の方を見た。西原も腕を組んで少し悩んでいる。


「社長と沼井の奥さんが不倫してるんじゃないかって疑惑をかけられて、その…不倫調査が2件目のやつ」


冬四郎と西原が悩んでいると、むつは待つのが面倒だったのか、あっさりと答えた。


「えー?何で沼井の奥さんと?」


「昔、付き合ってたんだって。んで、沼井のが出世が早いから鞍替えしたって聞いたよ」


「うっわ、最低な女だね」


颯介が嫌々そうに言った。祐斗もそう思ったのか、眉間にシワを寄せていた。


「稼ぎが良さそうな方を選んだ…って事は別に沼井の事も社長の事も好きじゃないって話ですよね?それが、何で社長と?」


「さぁ?」


むつはこほっと咳をすると、しんどそうに冬四郎の身体にもたれていた。冬四郎もむつがずり落ちないように、お腹の辺りに手を回して支えている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ