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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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6話

祐斗はむつを壁にもたれさせると、リビングに戻って携帯を取るとすぐに救急に電話をした。慌てたわりには、ちゃんと番号を押せた。だが、むつの部屋の住所が分からず、悪いとは思ったが郵便物の入れてあるラックを漁って住所を伝えた。


そして、続けて颯介に電話をしたが運転中なのか出なかった。仕方なく、西原に電話をすると、西原はすぐに出た。


『どしたー?』


「むつさんが倒れました。救急車呼んだんですけど」


『分かった。付き添ってやってくれ、鍵は玄関の下駄箱の上にあるだろ?で、病院は山上さんと同じ所を当たってもらうように伝えろ。藤原病院だ、いいな?』


「分かりました」


『湯野さんと宮前さんに連絡したか?』


「いや、湯野さんは繋がらないっす。宮前さんは連絡先知らないんで」


『湯野さんにはメールいれとけ。宮前さんには、俺から連絡する。病院決まったら、また連絡くれ…意外と落ち着いて対処してくれてるみたいで良かった。むつの事頼むな』


西原のはきはきとした指示をすると、電話を切った。自分でも驚く程に、祐斗は落ち着いていれた。ただ、西原に連絡した事でむつが倒れた事も救急搬送するという事もようやく現実味を帯びてきた。


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