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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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5話

「……?」


むつが微かに首を傾げると、颯介と祐斗が緊張したような顔になった。


式神の目線に何かが、ちらっと見えた。むつは、それが何だったのか確認しようとして人形の上の方に向かわせた。


「…っ‼」


「むっちゃん?」


むつの眉間にくっきりとシワが寄った。


作業をしていた人に気付かれたのか、式神が頭の部分を掴まれるようにして、宙に浮いた。だが、掴んでいたのは人の指ではなく、式神がよじ登っていた人形の指だった。


何処が気になったのかすら、よく分からなかったが宙に浮かんだ状態でキョロキョロと辺りを見回してみた。すると、手のひらの部分に引っ掻いたような傷が見えた。


むつは、それが何なのか見ようとして、式神を暴れさせて指から逃れて落ちると、上から押さえ付けようと落ちてきた手のひらを真下から見た。




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